アップルウォッチでマインドフルネス機能の完全活用ガイド決定版

こんにちは。スマートウォッチ沼、運営者のtycです。

アップルウォッチのマインドフルネス機能が気になって、アップルウォッチマインドフルネス使い方やアップルウォッチマインドフルネス通知オフ、アップルウォッチマインドフルネス消えた、マインドフルネスの効果、睡眠との関係、アップルウォッチの瞑想アプリおすすめ、通勤中や寝る前のマインドフルネス活用あたりを色々調べている人も多いかなと思います。Apple Watchストレス計測アプリや自律神経アプリとどう違うのか、どこまで純正マインドフルネスでカバーできるのかというところも、かなり気になるポイントですよね。

実際、通知がうるさくてアップルウォッチマインドフルネス通知うざいと感じていたり、Apple Watch呼吸アプリがない、マインドフルネスアプリが表示されない、といったトラブルでつまずいている人もよく見かけます。さらに、Apple Watchを使ってストレス解消したいけれど、Apple Watchストレス計測アプリや自律神経アプリとの違いがよく分からない、Apple Watchマインドフルネス習慣化は続くのか、仕事中や集中モードと一緒にどう使えばいいのか、通勤中や寝る前にどれくらいやればいいのか…ここ、かなり気になりますよね。

この記事では、アップルウォッチのマインドフルネス機能の使い方から、呼吸とリフレクトの具体的なやり方、心の状態の記録方法、通知オフの設定、通勤中や寝る前にサクッとできる活用アイデア、瞑想アプリとの違いまで、ひと通りまとめていきます。読み終わるころには、自分に合ったアップルウォッチのマインドフルネス習慣がかなりイメージできていると思うので、気になるところからゆったり読んでみてください。難しい専門用語はできるだけ噛み砕いて話していくので、「マインドフルネスは初めて」というあなたでも大丈夫です。

記事のポイント

  • アップルウォッチのマインドフルネス機能の全体像が分かる
  • 呼吸・リフレクト・心の状態の具体的な使い方を理解できる
  • 通知オフやおやすみモードと組み合わせた快適な設定が分かる
  • 瞑想アプリや睡眠・ストレス計測との上手な付き合い方が分かる

Table of Contents

アップルウォッチのマインドフルネス概要

まずはアップルウォッチのマインドフルネス機能がどんな役割なのか、呼吸・リフレクト・心の状態がどう違うのかをざっくり整理しておきます。このあたりを押さえておくと、あとで設定を触るときも迷いにくくなりますし、「今の自分にはどのメニューが合っているか」を選びやすくなります。特にwatchOS 8以降で呼吸アプリがマインドフルネスに統合されてからは、名前と実態が分かりにくくなっているので、ここで一度頭をスッキリさせておきましょう。

アップルウォッチのマインドフルネスは、数十分しっかり座って行う本格瞑想というよりは、日常の中で何度も使える「ミニ休憩ボタン」というイメージです。仕事・家事・育児の合間にサッと起動して、頭と心のノイズを少し落としてあげるためのツールだと考えると、だいぶハードルが下がるはずです。

アップルウォッチのマインドフルネス使い方

アップルウォッチのマインドフルネス使い方

アップルウォッチのマインドフルネスは、ざっくりいうと「短時間で心を整えるためのミニツール集」です。メインは以下の3つです。

  • 呼吸:ガイド付きの深呼吸セッション
  • リフレクト:1〜5分の内省セッション
  • 心の状態:そのときの気分を記録するジャーナル的機能

Apple Watchのホーム画面でマインドフルネスアイコンをタップするか、文字盤のコンプリケーションに配置しておけば、ワンタップで呼吸やリフレクトを始められます。通勤前の数分、会議の前、寝る前など、ちょっとしたスキマ時間に使えるのがポイントですね。手動で起動してもいいですし、後で紹介するリマインダー通知を使って「朝と夜だけ自動で促してもらう」という使い方もできます。

基本的な起動〜終了の流れ

使い方の流れとしては、以下のようなイメージです。

  • そのときの状況に合わせて呼吸・リフレクト・心の状態からメニューを選ぶ
  • 1〜5分のセッションで「今」に意識を戻す
  • 必要に応じて心の状態も記録しておく
  • セッションが終わったら、心拍数やマインドフル時間の記録をチラッと確認する

セッション中にやめたくなったときは、画面を右にスワイプして終了ボタンを押せばいつでも中断できます。無理に最後まで続ける必要はなくて、「あ、ちょっと落ち着いたな」と感じたところで止めてOKです。

最初の一週間くらいは、時間よりも「頻度」が大事だと私は思っています。1回5分にこだわるより、1回1分でいいので毎日1〜3回のマインドフルネスを入れてみると、「気づいたら習慣になっていた」という状態に持っていきやすいですよ。

よくあるつまずきと対処法

よくあるのが、「やってみたけどイマイチ効果が分からない」「じっとしているのが苦手でソワソワする」というパターンです。これはかなり普通で、私も最初は毎回そうでした。

  • 最初から完璧な姿勢や呼吸を目指さない
  • 「雑念が出てきてもOK、気づいたらまた呼吸に戻る」くらいのスタンスでやる
  • 1日1回よりも、仕事前・昼・寝る前に30秒ずつなど細切れで試す

このあたりを意識しておくだけでも、「自分には向いてないかも…」という感覚がかなり薄れてくるはずです。アップルウォッチのマインドフルネスは、完璧な瞑想をするための道具ではなく、「今ちょっと疲れてるかも」を察知したときにワンタップで休憩できる保険くらいで捉えておくと気がラクですよ。

アップルウォッチの呼吸アプリの使用方法

アップルウォッチの呼吸アプリの使用方法

もともとアップルウォッチには呼吸アプリがありましたが、今はマインドフルネスアプリの「呼吸」として統合されています。名前が変わっただけで中身はほぼ同じなので、昔から使っていた人も操作感はすぐに馴染むと思います。実際のやり方はかなりシンプルです。

呼吸セッションの基本手順

  • マインドフルネスアプリを開き、呼吸をタップ
  • 画面のアニメーションが大きくなるタイミングでゆっくり吸う
  • 小さくなるタイミングで長めに吐く
  • 設定した時間(1〜5分)が経つと、自動で終了

Apple Watchの振動が「吸うとき1回」「吐くとき2回」とリズムを教えてくれるので、目を閉じていても問題なく呼吸できます。音声ガイドはなく、視覚と振動だけで誘導してくれるタイプですね。息を吐く時間を長めにするほど、副交感神経が優位になりやすいと言われるので、慣れてきたら「吸う:吐く=1:2くらい」のイメージで呼吸するとリラックスしやすいです。

自分に合う設定を見つけるコツ

呼吸セッションは、継続時間と呼吸の頻度(1分あたりの回数)を細かく調整できます。

  • 継続時間:1〜5分(最初は1〜2分でOK)
  • 呼吸の頻度:1分あたり4〜10回
  • 触覚(振動の強さ):なし/最小限/はっきり

「息が苦しい」「呼吸が速すぎて逆に疲れる」という人は、呼吸回数が自分に合っていないことが多いです。まずはちょっと早め(8〜10回)から始めて、余裕が出てきたら6〜7回に落としていくと、無理なく深い呼吸に慣れていけます。

呼吸の回数(1分あたり4〜10回)は設定で変えられます。息が苦しく感じる場合は回数を増やして、無理なく続けられる強度に調整しておくのがおすすめです。ここでの数値はあくまで一般的な目安なので、自分のペースを大事にしてください。

どんなシーンで使うと効果的か

個人的に「呼吸」が特にハマるなと思うのは、こんなタイミングです。

  • オンライン会議の直前に1分だけ挟む
  • イライラしたときに席を外してトイレで1〜2分だけ呼吸する
  • 運転前や大事なプレゼン前の「心を整える儀式」として使う

どれもほんの数分ですが、呼吸を整えるだけで心拍数が少し落ち着き、体の緊張もほどけやすくなります。深い瞑想をしようとしなくて大丈夫で、「息をちゃんと吸って吐いたな」と感じられれば、それだけでも十分マインドフルネスになっていますよ。

リフレクトで行うマインドフルネス

リフレクトで行うマインドフルネス

リフレクトは、短い「お題」に沿って自分の内側を振り返るためのモードです。呼吸が「身体を整えるマインドフルネス」だとすると、リフレクトは「思考と感情を整えるマインドフルネス」というイメージに近いですね。頭の中だけでぐるぐる考えが回っているときに、一度立ち止まって整理するための小さなワークのような存在です。

リフレクトの流れ

  • マインドフルネスアプリからリフレクトを選択
  • 画面に表示されるテーマ(お題)を読む
  • 開始をタップして、1〜5分そのテーマについて静かに考える
  • 終了後、心拍数や所要時間などが概要として表示される

テーマは「最近感謝していることを思い出してみてください」「乗り越えた困難から学んだことに意識を向けてみましょう」など、ポジティブな方向に思考を向けてくれるものが中心です。毎回ランダムなので、「同じことを考えさせられて飽きる」という感覚になりにくいのも使いやすいところ。

リフレクトで得られる気づき

実際に使っていると、次のような気づきが出てきやすいです。

  • 「今日は最悪の日だった」と思っていたけれど、小さな良い出来事もちゃんとあった
  • 自分が頑張ったことを思い出すことで、ちょっと自己肯定感が上がる
  • イライラしていた出来事の裏に、「自分はこうしてほしかった」という本音が見えてくる

ここで大事なのは、答えを出そうとしすぎないことです。「この問題をどう解決するか」を考える時間というより、「自分がどう感じていたのか」を丁寧に見てあげる時間、と捉えるとリフレクトの良さが出やすくなります。

リフレクトは、いわゆる反省会ではなく、自分を責めずに「なるほど、そう考えていたんだな」と気づくための時間として使うのがポイントです。仕事でモヤモヤした日ほど、1分だけでもリフレクトを挟んでおくと、感情の整理が少しラクになります。

リフレクトと日記・メモの組み合わせ

余裕があれば、リフレクトのあとにiPhoneのメモやジャーナルアプリに気づきを1〜2行メモしておくのもおすすめです。

  • 「今日はこの一言がうれしかった」
  • 「この失敗から学んだことはここ」

といった感じで短く書き残しておくと、1か月後くらいに見返したときに「意外と色んなことを乗り越えてきているな」と感じられて、自己評価の底上げにもつながります。心の状態と組み合わせておくと、マインドフルネスアプリだけでは見えない深さの記録になっていくので、ここはぜひセットで試してみてほしいところです。

心の状態でアップルウォッチに記録

心の状態でアップルウォッチに記録

心の状態は、今の気分や1日の感情の流れを記録して、あとから振り返れるようにする機能です。ここだけ、少しジャーナル(簡単な日記)に近い使い方になります。「なんとなく調子が悪い」「最近ずっと疲れている気がする」といった曖昧な感覚を、具体的なログとして可視化してくれるイメージですね。

心の状態の入力ステップ

  • マインドフルネスアプリで心の状態をタップ
  • 今現在か、今日一日を通しての気分かを選ぶ
  • デジタルクラウンで「非常に不快〜普通〜非常に快適」など気分の度合いを選ぶ
  • その気分を表す言葉(楽しい・不安・疲れた など)を選ぶ
  • その感情に影響した要因(仕事、人間関係、睡眠、運動など)を選び、必要ならメモを書く

記録されたデータはiPhoneのヘルスケアアプリに同期されて、「心の状態」のグラフで確認できます。睡眠やアクティビティのデータと並べて見ると、

  • 睡眠時間が短い日のほうがイライラしやすい
  • 運動した日のほうが気分が安定しやすい
  • 特定の人と会った日のあとに「疲れた」と感じやすい など

といった、自分のパターンが見えてくることが多いです。「なんで最近こんなにしんどいんだろう?」と思ったときに、数字とグラフで傾向が見えるだけでも、ちょっと安心できたりします。

最近はiPhoneのジャーナルアプリとも連携できるので、日記を書きながら心の状態とマインドフル時間を一緒に記録しておく、という使い方もできます。感情のログと実際の出来事がセットで残るので、あとから振り返るときの材料が増えるのがメリットですね。

毎日続けるためのハードルを下げる

心の状態は、きっちり毎日欠かさず記録しなくても大丈夫です。「ちょっと気分を振り返りたいな」と感じたタイミングでつけるだけでも、十分意味があります。

  • 寝る前の歯みがきとセットにして「今日一日」を記録する
  • モヤモヤしたときだけ「今の気分」を記録する
  • 週末だけ、その週を振り返る気持ちでまとめて記録する

こんな感じでゆるく続けていくと、「あ、また最近落ち込みがちだな」「運動をサボるとやっぱり心も落ちやすいな」といった変化に早めに気づきやすくなります。数値やグラフはあくまで目安ですが、自分の感覚を言葉にして残しておくこと自体が、マインドフルネスそのものでもあります。

マインドフルネス効果と睡眠改善

マインドフルネス効果と睡眠改善

マインドフルネスの効果としてよく語られるのが、ストレス軽減・集中力アップ・感情の安定・睡眠の質向上あたりです。Apple Watchのマインドフルネスはあくまで「きっかけを作るツール」ですが、うまく使うと睡眠との相性がかなり良いと感じています。実際、海外・国内の研究でも、マインドフルネス瞑想が不安感や抑うつ、不眠の改善に役立つ可能性があるという報告が出ていて、「何もしないよりは、やっておいて損はない」位置づけになってきています。(出典に興味がある人向けに一つ挙げておくと、厚生労働省の統合医療情報サイトeJIMでは、マインドフルネス瞑想が不安や不眠の軽減に有用である可能性があると紹介されています。(出典:厚生労働省「統合医療」情報発信サイト eJIM「瞑想とマインドフルネスについて知っておくべき8つのこと」))

寝る前の1〜3分ルーティン

おすすめなのは、寝る直前に1〜3分だけ呼吸セッションを挟むことです。ベッドに入ってからスマホを触っていると、どうしても脳が覚醒してしまうので、

  • アップルウォッチのおやすみモードや集中モードをオンにする
  • マインドフルネスアプリで呼吸を1〜3分だけ実行
  • そのまま画面を見ずに眠りに入る

という流れにしておくと、「寝る前はこれをする」というスイッチになってくれます。ここで大事なのは、呼吸セッションを「眠れないからやるもの」にしないことです。「眠る準備として、毎晩同じことをする」ほうが、体が条件反射的に「そろそろ寝る時間だな」と認識してくれるようになります。

睡眠データをもう少し深掘りしたい人は、アップルウォッチ睡眠スコアの仕組みをまとめたアップルウォッチ睡眠スコア解説記事もチェックしておくと、自分の眠りとのつながりが見えやすくなります。

マインドフルネスと睡眠衛生のセット運用

マインドフルネスだけで睡眠の悩みが全部解決するわけではありません。照明を暗くする・カフェインを控える・寝る直前のスマホを減らすといった「睡眠衛生」とセットで考えると、全体のバランスが整いやすいです。

  • 寝る1時間前からは強い光と刺激的なコンテンツを減らす
  • ベッドに入ったらアップルウォッチで呼吸を1〜3分
  • その後は画面を見ずに、呼吸に意識を向けながら眠る

こんな形で、アップルウォッチのマインドフルネスを「睡眠ルーティンの一部」にしておくと、無理なく続けやすくなります。

睡眠やメンタルに関する数値は、すべて「傾向を見るための一般的な目安」として使うのがおすすめです。アップルウォッチやマインドフルネスアプリは医療機器ではないので、体調やメンタルに不安がある場合は、正確な情報は公式サイトをご確認ください。また、症状が続くときは自己判断せず、最終的な判断は専門家にご相談ください

アップルウォッチのマインドフルネス活用術

ここからは、通知設定やトラブル対処、通勤中・寝る前のルーティン、瞑想アプリとの組み合わせなど、アップルウォッチのマインドフルネスを実生活でどう使い倒すかにフォーカスしていきます。「機能の説明」はここまででだいたい押さえたので、ここからは具体的なライフハック寄りの話です。あなたの生活パターンをイメージしながら、「これならできそう」というところだけでも持ち帰ってもらえたらうれしいです。

マインドフルネスの通知オフ設定方法

マインドフルネスの通知オフ設定方法

まず多い悩みが「マインドフルネスの通知がしょっちゅう来てうるさい問題」です。アップルウォッチマインドフルネス通知オフをやりたい人は、ここを押さえておきましょう。通知とうまく付き合えるかどうかで、マインドフルネス機能への印象がかなり変わってきます。

Apple Watch本体から設定する場合

  • 設定アプリを開く
  • マインドフルネスをタップ
  • リマインダーの一日の始まり・一日の終わりのオン/オフを切り替える
  • リマインダーを追加から、不要な時間帯の通知を削除する
  • 週ごとの概要をオフにすると、週1のまとめ通知も止まる
  • 今日は通知を停止をオンにすると、その日だけ全部止められる

振動が気になる場合は、同じ画面の触覚から「なし」「最小限」「はっきり」を選び直しておきましょう。「音は鳴らしたくないけど、軽く振動だけほしい」という人は、サウンドはオフ、触覚は最小限あたりがバランス良いことが多いです。

iPhoneのWatchアプリから一括管理

iPhoneのWatchアプリでも、マインドフルネスの通知を細かく制御できます。

  • Watchアプリを開く
  • マイウォッチタブから通知をタップ
  • マインドフルネスを選択して、通知オン/オフを切り替える

「とりあえず全部いらない」という場合は、ここでマインドフルネスの通知自体をオフにしてしまうのもアリです。そのうえで、必要なときだけ自分でアプリを開くスタイルにすると、アップルウォッチマインドフルネス通知うざい状態から一気に解放されます。

通知を完全に切ると、「せっかくのマインドフルネス習慣がすっかり途切れてしまった」という声もよくあります。まずは朝だけ、夜だけなど、頻度を落とすところから調整してみるのもおすすめです。

集中モードとの組み合わせ例

仕事中はマインドフルネスの通知だけ欲しい、逆に会議中はすべての通知を切りたい、といった場合は集中モード(フォーカス)と組み合わせるのが便利です。

  • 「仕事」フォーカスではマインドフルネス通知だけ許可する
  • 「会議」フォーカスではすべての通知をオフにする
  • 「おやすみ」フォーカスでは、呼吸セッションを自分で起動する前提で通知はオフ

こんな感じでモードごとに通知の出し方を変えておくと、「大事なときに限ってマインドフルネス通知が来る…」みたいなストレスを減らせます。

アップルウォッチのマインドフルネスアプリが消えた時

アップルウォッチのマインドフルネスアプリが消えた時

次に多いのが「アップルウォッチのマインドフルネスアプリが消えた」「Apple Watch呼吸アプリない」「マインドフルネスが表示されない」といったトラブルです。原因はいくつかパターンがありますが、順番に潰していくとだいたい解決できます。

1. アプリ名が変わっているパターン

watchOS 8以降で、昔の呼吸アプリはマインドフルネスアプリに統合されています。古い情報だと「呼吸アプリを探してください」と書いてあったりするので、まずはアプリアイコンの名前がマインドフルネスに変わっていないかチェックしてみてください。

2. ホーム画面の並び替え・隠れているパターン

アプリ自体はあるけれど、グリッド表示の奥に埋もれているケースもあります。こういうときは、

  • アプリ表示をリスト表示に切り替えてアルファベット順で探す
  • iPhoneのWatchアプリから「マインドフルネス」を検索する

と見つけやすくなります。文字盤にコンプリケーションとしてマインドフルネスを置いておけば、「どこいった?」問題はかなり減りますよ。

3. 本当に削除されたパターン

誤操作でアンインストールしてしまった場合は、Apple WatchのApp Storeから再インストールできます。

  • Apple WatchでApp Storeを開く
  • 検索でマインドフルネスを入力
  • Apple製のマインドフルネスアプリを再インストール

それでも見つからない場合は、watchOSやiOSのバージョンが古い可能性もあるので、OSアップデートも合わせて確認しておくと安心です。ペアリングをやり直すと出てくることもあるので、「どうしてもダメだ…」というときはiPhoneとApple Watchの再起動→再ペアリングまで視野に入れてみてください。

通勤中や寝る前のマインドフルネス

通勤中や寝る前のマインドフルネス

ここからは、アップルウォッチマインドフルネス習慣化の具体例として、通勤中と寝る前のパターンを紹介します。ガチの瞑想時間を取るのはハードルが高くても、1〜3分のミニセッションなら日常に組み込みやすいです。「いつやるか」が決まっているだけで、続きやすさが一気に変わります。

通勤中にサクッとリセットする

通勤電車やバスの中は、スマホを見るのが当たり前になっている時間ですが、ここを少しだけマインドフルネスタイムに変えてあげると1日のスタートがだいぶ楽になります。

  • 電車で座れたタイミングで呼吸を1分だけ
  • 会社最寄り駅に着く直前でリフレクトを1分だけ

この2つを入れるだけで、「朝からイライラしっぱなし」みたいな状態をかなり防ぎやすくなります。満員電車では目を閉じるのが難しいことも多いので、振動ガイドを頼りに静かに呼吸するくらいのライトな使い方でOKです。

歩きながらのマインドフルネスは、画面を見ていると危ないのでおすすめしません。必ず立ち止まっているとき、座っているときに使うようにしましょう。

寝る前のルーティンとして固定する

寝る前は、

  • 心の状態で今日一日の気分を記録する
  • そのまま呼吸を1〜3分だけ行う

という流れが相性いいです。スマートウォッチをつけて寝るかどうかは好みが分かれますが、寝るときの使い方はスマートウォッチを寝るときに使うべき理由をまとめた寝るときの活用ガイドも一緒に見ておくと、自分に合う判断がしやすくなると思います。

ポイントは、「毎日同じ順番でやること」です。心の状態→呼吸→電気を消す、と決めておくと、マインドフルネスが「眠りへの滑走路」のような役割を果たしてくれるようになります。

アップルウォッチの瞑想アプリ比較

アップルウォッチの瞑想アプリ比較

アップルウォッチのマインドフルネスだけでも十分ですが、「音声ガイド付きでしっかり瞑想したい」「ストレスや自律神経ももっと細かく見たい」という人向けに、瞑想アプリやストレス計測アプリもたくさん出ています。ここではざっくりとした役割分担のイメージを整理しておきます。

純正マインドフルネスと他アプリの役割分担

タイプ 得意なこと 向いている人
純正マインドフルネス 1〜5分の短い呼吸・内省・記録 まず習慣づけしたい人
瞑想アプリ(Calmなど) 音声ガイド・睡眠導入・長めの瞑想 しっかり瞑想したい人
ストレス計測アプリ 心拍変動やストレス指標の可視化 数字を見ながら調整したい人

個人的には、「普段づかいは純正マインドフルネス」「じっくり整えたい日は瞑想アプリ」という2段構えがバランス良いかなと感じています。Apple Watchストレス計測アプリや自律神経アプリは、数値の変化を見てモチベーションにしたい人向けですね。「昨日よりストレスレベルが下がった」「呼吸をしたあとは数値が少し良くなる」といった変化が確認できると、続けるきっかけになってくれます。

ストレスや自律神経の数値は、アプリによってアルゴリズムや基準が大きく異なります。同じ日に複数アプリを比べると数値がバラつくのは普通なので、「どれが正しいか」より「同じアプリ内での変化」に注目するのがおすすめです。料金や機能は変わることがあるため、正確な情報は公式サイトをご確認ください。課金プランの選択など重要な判断が必要な場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください

アップルウォッチのマインドフルネス総まとめ

最後に、アップルウォッチのマインドフルネス機能をどう使いこなしていくか、ざっくりまとめておきます。

  • 呼吸は「身体を落ち着かせるスイッチ」として、通勤前・会議前・寝る前の1〜3分に使う
  • リフレクトは「思考と感情の整理時間」として、モヤモヤした日ほど短時間でも挟んでみる
  • 心の状態は「感情のログ」として、睡眠やアクティビティと合わせて自分のパターンを知るために活用する
  • 通知は、一日の始まり・終わりや今日は通知を停止などで、自分の生活リズムに合わせて調整する
  • 物足りなくなってきたら、瞑想アプリや睡眠アプリと組み合わせて「本格モード」にステップアップする

アップルウォッチのマインドフルネスは、いきなり人生を変える魔法の機能ではありませんが、「ちょっと立ち止まって呼吸する」「今の自分の状態を言葉にしてみる」ための小さなきっかけを何度も作ってくれます。この小さなきっかけが積み重なると、ストレスとの距離の取り方や、睡眠・仕事・人間関係の受け止め方が少しずつ変わっていくはずです。

スマートウォッチ沼としては、まずはアップルウォッチのマインドフルネスを「ゆるく毎日1分だけ」から始めてみるのがおすすめです。そのうえで、睡眠スコアやおやすみモードの設定も含めて、全体の使いこなしを整理したくなったらアップルウォッチのおやすみモード設定記事も合わせてチェックしてもらえると、アップルウォッチ全体で「心と体を整えるエコシステム」がかなり完成形に近づくと思います。