アップルウォッチのサウナ利用は危険?故障リスクと安全対策まとめ

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こんにちは。スマートウォッチ沼、運営者のtycです。

アップルウォッチとサウナの相性が気になって、アップルウォッチサウナ壊れるとかアップルウォッチサウナ故障、アップルウォッチサウナ大丈夫といったキーワードでたどり着いた人も多いかなと思います。Ultraなら平気なのか、サウナでの心拍数やタイマー管理に使いたいけど保証はどうなるのか、何度までのサウナならアップルウォッチを着けて入っていいのか、岩盤浴ならまだマシなのか…ここ、かなりモヤモヤしますよね。

一方で、サウナアプリやサウナ記録アプリをアップルウォッチで使って、ととのい中の心拍数を見たい、サレコのようなサウナレコードアプリでサウナセットを記録したい、そんなニーズもどんどん増えています。アップルウォッチお風呂利用の記事などを読んで、「じゃあサウナはどこまで攻めていいの?」となっているあなた向けに、アップルウォッチをサウナで使うリスクと、できるだけ安全寄りで楽しむための考え方を、サウナ好きのスマートウォッチおたく視点でまとめていきます。

この記事では、アップルウォッチサウナ何度までという温度の話から、Apple Watch Ultraと通常モデルの違い、サウナでのタイマーや心拍数管理のコツ、サウナ記録アプリの使い方、さらには「壊れても精神ダメージが少ない代わりの時計」という現実的な選択肢まで、全部まとめて整理していきます。アップルウォッチとサウナをどう付き合わせるか、自分なりの解を持ちたいあなたは、ぜひ最後まで読んでみてください。

記事のポイント

  • アップルウォッチをサウナで使うときの故障リスクと公式の考え方
  • Apple Watch Ultraと通常モデルのサウナ耐熱性の違い
  • サウナでの心拍数管理やサウナ記録アプリの上手な使い方
  • サウナ用バンドや代わりの時計など安全寄りの運用アイデア

アップルウォッチとサウナ利用の基礎知識

まずは「アップルウォッチとサウナはそもそも相性どうなの?」という根本の部分から整理していきます。公式の動作温度、サウナの温度帯、よくある故障パターン、そしてApple Watch Ultraを含むモデル別の違いを押さえておくと、自分がどこまで攻めるかの判断がかなりしやすくなります。

アップルウォッチがサウナで故障する可能性

アップルウォッチがサウナで故障する可能性

アップルウォッチがサウナで壊れるかどうかという話は、正直グレーゾーンです。何年もサウナで使っても平気だったという人もいれば、数回でバッテリーがダメになった、画面が誤動作するようになったという話もあります。「友だちは大丈夫だった」と聞く一方で、「自分のだけなぜか死んだ…」みたいな声もあって、体感としてもかなり個体差がある印象です。

ポイントは、アップルウォッチの多くのモデルが動作環境温度0〜35℃で設計されているということです。ドライサウナは施設にもよりますが、おおむね80〜100℃くらい。数字だけ見ても、完全に想定外の世界ですよね。しかも、サウナはただの高温ではなく湿度もそれなりにあるので、電子機器にはかなり過酷な環境です。

想定される故障のパターン(あくまで一例)

  • バッテリーの劣化や膨張が早まる
  • 高温状態が続いたあとにシャットダウンを繰り返す
  • 画面のゴーストタッチやセンサーの不調
  • 内部の結露による腐食で、しばらくしてから突然起動しなくなる

特にリチウムイオンバッテリーは、高温環境での使用や保管が続くと性能低下が早まりやすいです。アップルウォッチに限らず、スマホやノートPCでも「熱い状態で放置するとバッテリーの持ちが悪くなる」とよく言われますよね。サウナはまさにその極端なバージョンだと思ってもらうとイメージしやすいです。

もちろん、これらは「必ず起きる」わけではなく、あくまで起こりうるリスクの話です。ただ、高温多湿+急激な温度変化(サウナから水風呂など)は、電子機器にとってかなりきつい環境であることは覚えておいてください。サウナ室で一気に温められたあと、水風呂で一気に冷やされると、内部パーツの膨張・収縮の差も大きくなり、長期的にはどこかに無理がきます。

ちなみに、アップルウォッチは防水仕様といっても「水には強いけど、熱にはそこまで強くない」タイプです。汗や水しぶき、プールくらいは想定されていますが、サウナのような環境は完全に別物と考えたほうが安全寄りですよ。

正確なスペックや注意事項はモデルごとに異なりますし、条件もアップデートで変わる可能性があります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。また、故障リスクに不安がある場合は、メーカーサポートや修理の専門家に相談し、最終的な判断は専門家にご相談ください。

アップルウォッチをサウナで使って大丈夫か

アップルウォッチをサウナで使って大丈夫か

結論を先に言うと、公式のスタンスとしては「基本NG」です。Appleのサポート情報では、一般的なApple Watchについて「サウナやスチームルームでの使用は避けるべき」といった内容がはっきり書かれています。つまり、メーカー目線では「そもそも想定していない使い方だから、壊れても知らんよ」という立場なんですよね。

具体的には、Apple公式サポートの「About Apple Watch water resistance」というページに、Apple Watch Ultra以外のモデルをサウナで使うこと、そしてUltraでも55℃を超えるサウナでの使用は避けるべきと明記されています。(出典:Apple公式サポート「About Apple Watch water resistance」

一方で、サウナ好きの間では「アップルウォッチサウナ大丈夫だった」という体験談もたくさんあります。年間100回以上サウナに行っている人が、SeriesやSEをずっと使っていて壊れていないケースもありますし、Apple Watch Ultraを毎回サウナに持ち込んでいる人もいます。「温泉もサウナもずっと付けっぱなしだけど、まだ元気」という猛者もいます。

ここを押さえておくと冷静になれるポイント

  • Appleはサウナ利用を前提にテストしていない(=動作保証外)
  • 壊れなかった体験談は「たまたま条件が良かった」可能性もある
  • 壊れた体験談は、投稿されないケースも多く「見えにくい」
  • 「大丈夫だった」も「壊れた」も、どちらも個別事例にすぎない

なので、アップルウォッチサウナ大丈夫?という問いに対しては、どうしても「公式的にはNG、どうしてもやるなら完全に自己責任」という言い方になります。「自分はサウナで使いまくっているけど平気」というのも、あくまで一人のユーザーの経験談。あなたの個体が同じように耐えてくれる保証はどこにもありません。

逆に、「絶対にサウナで使うな!」と断言するのも現実的ではなくて、実際にはグラデーションがあります。例えば、40〜45℃くらいのぬるめの岩盤浴で短時間だけ使うのと、100℃近い高温サウナでロウリュをガンガン浴びながら20分粘るのでは、アップルウォッチにかかる負担はまったく違いますよね。この「どこまで攻めるか」の線引きを、自分で決めていく必要があります。

サウナでの使い方だけでなく、アップルウォッチを長く使いたいかどうか、寿命や買い替えタイミングも含めて考えたい人は、アップルウォッチ何年使えるか徹底解説も合わせて読むと判断しやすいと思います。

アップルウォッチはサウナの何度まで耐えられるか

アップルウォッチはサウナの何度まで耐えられるか

よく聞かれるのが「アップルウォッチサウナ何度までいけるの?」という質問です。ここはモデルによって考え方が変わりますが、「サウナの温度」と「メーカーが想定している温度」の差を数字で見ておくと、だいぶ冷静になれます。

主なモデルの動作温度の目安(公式仕様ベース)

モデル 動作環境温度の目安
Apple Watch SE / Series系 0〜35℃前後
Apple Watch Ultra系 -20〜55℃前後

※具体的な温度はモデル・世代によって異なります。あくまで一般的な目安です。

一方で、サウナ側の温度はというと、ドライサウナで80〜100℃、低温サウナや岩盤浴でも40〜60℃くらいが多いです。数字だけ見れば、通常モデルは完全にアウトゾーン、Ultraでもギリギリ〜アウト寄りという感じですね。「何度まで耐えられるか?」というより、「サウナの温度自体がそもそも想定外」と考えたほうがしっくりきます。

よくある誤解として、「腕に密着しているから外気よりはマシでしょ?」という考え方があります。これは半分正解で半分トリッキーです。確かに腕に密着している分、完全に外気温と同じ温度になるわけではありませんが、状況によってはかなり熱を持ちます。

熱伝導のイメージ

アップルウォッチは手首の皮膚と密着しているので、外気温が100℃でも、腕時計自体の温度は体温にかなり引っ張られます。体温はたいてい36〜40℃くらいなので、外気ほどは熱くなりません。「サ室が110℃でも人間は40℃オーバーになる前に出る」みたいな話と同じで、体がある程度バッファになってくれます。

とはいえ、

  • サウナ室の上段に長時間座る
  • ロウリュやアウフグースで直接熱波を受け続ける
  • ストーブの近くに腕を出したままにする

といった状況では、アップルウォッチ本体の表面温度もかなり上がります。ある程度熱くなると温度計マークが出て自動的にシャットダウンしてくれますが、その前後の「ギリギリの状態」が積み重なると、寿命は確実に削られると考えた方がいいです。サウナ中に画面を触ったとき、「熱っ」と感じるレベルまでいっているなら、かなり攻めていると思ってください。

なので、「サウナ何度までならOK」というより、

  • サ室の温度が低め(40〜50℃台)で短時間だけ使う
  • 高温サウナではアップルウォッチ自体をサ室に持ち込まない

といった判断をしていくほうが、安全寄りの付き合い方かなと思います。ここで挙げている温度はあくまで目安なので、正確な仕様や制限は必ず公式サイトで確認し、最終的な判断は専門家にご相談ください。

アップルウォッチのサウナ利用と保証の注意点

アップルウォッチのサウナ利用と保証の注意点

アップルウォッチサウナ故障がややこしいのは、保証の扱いが微妙になりやすいところです。「たまたま直してもらえた」というケースもあれば、「サウナで使ってたなら保証外です」ときっぱり言われるケースもあります。

サウナ利用と保証まわりで押さえておきたいこと

  • サウナやスチームルームは公式で避けるべき環境とされている
  • その環境での故障は、保証対象外と判断される可能性が高い
  • AppleCare+に入っていても、「想定外の使い方」と見なされる場合がある
  • 高温によるバッテリー膨張や水没扱いの腐食は、ユーザー過失として扱われやすい

AppleCare+は心強いサービスですが、「どんな使い方をしても無制限に守ってくれる魔法の保険」ではありません。特に、公式で避けるように書かれている環境での故障は、「使用方法が不適切だった」と判断される可能性が高いです。

また、症状としては水没や衝撃と見分けがつきにくいものも多く、ユーザー側が「サウナで使ったから壊れました」と申告すると、むしろ不利になるパターンもあります。逆に言えば、サウナで使っていたかどうかは内部からは完全には分からないので、「結果だけ見て判断される」ことも多いはずです。

ここで大事なのは、「保証をどこまでアテにするか」を自分の中で整理しておくことです。

保証とサウナ利用の付き合い方のイメージ

  • 保証やAppleCare+をしっかり活かしたい → サウナでは使わない方が無難
  • 多少寿命が縮んでも、サウナでの便利さを優先したい → 完全に自己責任で割り切る

保証内容やサポート方針は時期や地域、モデルによって変わることがあります。正確な条件は必ずApple公式サイトや販売店で確認し、最終的な判断は専門家にご相談ください。「サウナで使っても保証してもらえるか?」という質問には、誰も100%の答えは出せないので、リスクの取り方を自分なりに決めていくしかありません。

Apple Watch Ultraのサウナ耐熱性能

Apple Watch Ultraのサウナ耐熱性能

Apple Watch UltraやUltra 2の場合、「55℃まで大丈夫」というスペックがあるので、通常モデルよりサウナに強そうな印象があります。実際、ダイビングや雪山など過酷な環境を想定したモデルなので、堅牢性はかなり高いですし、「どうせ買うならサウナも見越してUltraにしようかな」と考える人も多いはずです。

ただ、ここも注意が必要で、Ultraでも「55℃を超えるサウナ」は公式にNGとされています。つまり、

  • 45〜50℃くらいの低温サウナや岩盤浴 → 条件付きでまだ現実的
  • 80〜100℃の一般的な高温ドライサウナ → 完全に動作保証外

という整理になります。Ultraは確かにタフですが、「サウナ対応モデル」というわけではありません。あくまで「通常モデルよりは高温に強いスポーツ仕様」くらいのイメージで見ておくと、期待値のズレが少なくて済みます。

Ultra系はバッテリー持ちもよく堅牢性も高いので、「アウトドアもやりつつ、たまに低温サウナや岩盤浴で心拍数を見たい」くらいの用途なら、まだ現実的なラインかなと思います。それ以上、高温サウナでガンガン使うのは、やはり自己責任度がかなり高いです。Ultraだから無敵、ではないので、このあたりは冷静に見ておきたいところですね。

ちなみに、サウナ室の温度計が50℃と表示されていても、場所によってはそれ以上になっていることもあります。特に上段やストーブ付近はかなり温度が上がるので、「温度計が55℃以下だからUltraならセーフ」とは言い切れません。温度計はあくまで目安で、実際の条件はかなりバラつくと考えておいた方が安全寄りです。

UltraとSEなどのモデル比較については、セルラーモデルの違いも含めて別の記事でも詳しく整理しているので、モデル選びから見直したい人は参考にしてみてください。

アップルウォッチをサウナで使う際の工夫と代替案

ここからは、「それでもサウナでアップルウォッチを活用したい」という人向けに、できるだけリスクを抑えながら使う工夫と、現実的な代替案を紹介します。心拍数管理やサウナ記録アプリ、サウナ専用バンド、サウナウォッチ的な代わりの時計、そしてマナー面まで、一通り押さえておくと判断しやすくなります。

アップルウォッチのサウナでの心拍数管理

アップルウォッチのサウナでの心拍数管理

サウナでアップルウォッチを使いたい理由のトップは、やっぱり心拍数管理だと思います。サウナ時間を「何分入ったか」だけでなく、「どのくらい心拍が上がったか」で見ると、自分のコンディションがかなり分かりやすくなります。「今日はいつもより早くしんどく感じるな」といった体感と、心拍数の数字がリンクしてくると、サ活が一段レベルアップしますよ。

心拍数を指標にすると何が良いか

  • その日の体調によって「キツくなるライン」が見える
  • サウナ室の温度が違っても、自分なりの目安を作りやすい
  • オーバーワーク(無理しすぎ)のサインに気づきやすい

たとえば、「安静時は70前後で、サウナ中に140〜150くらいになったら一度出る」というように、自分なりのラインを決めておくイメージです。これはあくまで一例で、適切な心拍数のラインは年齢や体力、持病の有無によって大きく変わります。同じ数字でも、「運動慣れした30代」と「持病持ちの60代」では意味合いが全く違うので、ここは本当に人それぞれです。

アップルウォッチの心拍数は便利ですが、医療機器ではありません。数値はあくまで一般的な目安として使い、体調に不安がある場合や持病がある場合は、必ず医師などの専門家に相談してください。正確な安全基準は専門家の判断に従い、最終的な判断は専門家にご相談ください。

サウナで心拍数をしっかり追いたい場合は、Apple Watch側で「その他」などのワークアウトを開始しておくと、より細かく心拍数の推移が記録されます。通常の自動計測だと、数分おきの測定になってしまうので、ここはひと手間かけた方が良いところです。「サウナに入るタイミングでワークアウト開始、外気浴が終わったら一時停止」というのをルーティン化すると、記録も安定してきます。

また、しっかり記録したいなら、

  • セット数(今日は3セットまでにする)
  • 1セットあたりのサウナ・水風呂・休憩時間
  • セットごとの最高心拍数・平均心拍数

あたりを見ておくと、自分なりの「整いやすい条件」がだんだん見えてきます。「90℃サウナで10分×3セットより、80℃サウナで8分×4セットのほうが心拍数も落ち着いていて気持ちよく眠れる」みたいな発見があったりして、結構おもしろいですよ。

アップルウォッチのサウナ記録アプリの活用

アップルウォッチのサウナ記録アプリの活用

サウナ記録アプリをアップルウォッチで使うと、「サウナ何分→水風呂何秒→外気浴何分」というサウナセットをまるごとログ化できて、サ活が一気にオタク寄りになります。代表的なのがサレコ(サウナレコード)や、サウナログ系のアプリです。SNSで「#サ活」と一緒にスクショを上げている人を見たことがあるかもしれません。

サウナ記録アプリでできることのイメージ

  • サウナ・水風呂・外気浴ごとの時間と心拍数の記録
  • セットごとの最高心拍数・平均心拍数の可視化
  • 施設名やサウナ室の温度、水風呂の温度のメモ
  • ととのい度合いを自分なりのスコアで残す

特に、サレコのようなサウナ記録アプリは、Apple Watch側で操作する前提になっているので、iPhoneはロッカーに入れておいてOKです。サウナ室に入る前にサウナタイマーをスタート、水風呂に入るときにモード切り替え、外気浴のときにまた切り替え…といった感じで、アップルウォッチだけで完結します。

サウナ記録アプリを使うときのコツ

  • 最初は自宅やぬるめのお風呂で操作の練習をしておく
  • 水風呂では画面や指が濡れると操作しづらいので、入る前にスタートしておく
  • サウナ中は画面を見すぎず、バイブ通知や合図をうまく活用する
  • 記録に夢中になりすぎず、「ととのい体験」を優先する

実際に使ってみると、各セットごとに「このとき心拍数がここまで上がっていたのか」とか「水風呂に入ってから心拍数がここまで落ち着くのに何秒かかっているのか」が見えてきて、かなり面白いです。自分のサウナ耐性がゲームのステータス画面みたいに見えるので、「次はもう少し短めにしてみよう」「今日は疲れているから2セットでやめておこう」といった判断もしやすくなります。

もちろん、アプリ側も「アップルウォッチの推奨環境で使ってください」というスタンスなので、サウナで使うならやはり自己責任にはなります。アプリのレビューだけを見て「みんな使ってるから大丈夫そう」と決めずに、温度と保証の話は必ず頭の片隅に置いておきましょう。

アップルウォッチ向けサウナ用バンドの選び方

アップルウォッチ向けサウナ用バンドの選び方

アップルウォッチサウナ用バンドとして定番なのは、水はけがよくて熱を持ちにくい素材です。具体的には、

  • フルオロエラストマー系のスポーツバンド
  • シリコンバンド
  • サウナのロッカーキーでよく見るカールコード系バンド

特にカールコード系のバンドは、実際にサウナのロッカーキーに使われているだけあって、濡れや熱への耐性が高く、水切れも良いです。アップルウォッチのラグと組み合わせたサウナ専用バンドとして販売されているものもありますし、自作している猛者もいます。「サウナのロッカーキーがそのまま腕についている」感じなので、サウナー的にはテンション上がりますよね。

逆に、レザーバンドや金属ブレスレットはサウナ向きではありません。レザーは汗と熱で傷みやすく、金属はかなり熱を持つので、やけどのリスクがあります。サウナにアップルウォッチを持ち込む場合は、バンドだけでもサウナ仕様にしておくと安心度がだいぶ変わります。

また、サウナ利用時は「外したあとどうするか」も地味に大事です。水分をしっかり拭き取る、塩素や温泉成分が残らないように真水で軽くすすぐ、といったケアをしておくと、バンドも本体も長持ちしやすくなります。特にシリコン系は汚れが付きやすいので、たまに中性洗剤で優しく洗ってあげるのがおすすめです。

バンド選びを含めたアップルウォッチの全体的な使い方やケアについては、入浴シーンにフォーカスしたアップルウォッチのお風呂利用は大丈夫?安全な使い方を徹底解説も参考になると思います。

サウナで使えるアップルウォッチ代わりの時計

サウナで使えるアップルウォッチ代わりの時計

「アップルウォッチサウナ壊れるリスクを負ってまで使うのはちょっと…」という人には、サウナ専用の代わりの時計を用意するのがおすすめです。考え方としては大きく3パターンあります。

1. 安価なスマートバンドをサウナ専用にする

数千円クラスの防水スマートバンドをサウナ用に割り切ってしまうパターンです。壊れても精神的ダメージが小さく、心拍数やタイマー機能だけでも使えればOKという人向け。もちろんこちらも高温環境は動作保証外なことが多いので、あくまで「アップルウォッチよりマシ」くらいの感覚で考えてください。

メリットは、

  • アップルウォッチ本体をサウナから完全に守れる
  • 心拍数や時間管理だけに割り切れる
  • 壊れても買い替えコストが低い

一方で、アプリ連携やヘルスケアとの統合はアップルウォッチには劣るので、「サウナ中だけ割り切るツール」として考えるとしっくりきます。

2. サウナウォッチ系の専用モデルを検討する

サウナ用途を意識した耐熱ケースやサウナ対応ウォッチも少しずつ増えてきています。たとえば、アップルウォッチを熱から守るカバー(蓄熱パック+カバーの組み合わせ)を使うパターンや、サウナでの耐熱を謳うアナログ時計などです。

こうした専用アイテムは、「サウナで使ってもOK」という前提で作られていることが多いので、メンタル的にはかなりラクになります。ただし、実際の耐熱性能や寿命は製品ごとに差があるので、レビューや公式仕様をしっかりチェックしてから導入するのがおすすめです。

3. シンプルな防水デジタル時計を使う

時間が分かれば良いという人は、昔ながらの防水デジタル腕時計に戻るのもアリです。とくにサウナに大きなデジタル時計が付いていない施設だと、「あと何分いけるか」を自分の腕で確認できるだけでも十分便利だったりします。

防水デジタル時計なら、

  • 価格が安く、壊れてもダメージが小さい
  • 余計な通知が来ないのでサウナに集中できる
  • サウナ以外の日常使いにも回しやすい

といったメリットがあります。「サウナ中はデジタル時計、サウナ以外はアップルウォッチ」という二刀流スタイルも全然アリです。

個人的には、「心拍数やサウナ記録はアップルウォッチやiPhone側で、サウナ室内の時計は安い防水デジタル時計」という二刀流が、一番バランスが良いかなと思っています。アップルウォッチはロッカーや休憩スペースでの記録用&ヘルスケア用にしてしまうイメージですね。

サウナ施設でのスマートウォッチ利用マナー

サウナ施設でのスマートウォッチ利用マナー

アップルウォッチサウナOKかどうかは、故障リスクの前に施設のルールと周りの目も大事です。最近は、

  • 脱衣所・浴室でのスマートフォン・スマートウォッチ禁止
  • カメラ付きデバイスは全面NG

というルールを掲げている施設も増えています。理由はシンプルで、盗撮やプライバシーへの不安が大きいからです。アップルウォッチにもカメラはついていませんが、「パッと見でスマートデバイスに見えるもの」はひとまとめにNGとされるケースも多いです。

マナー面で意識しておきたいこと

  • 施設の掲示や利用規約でスマートウォッチNGなら素直に外す
  • OKな施設でも、サウナ室では画面を光らせない(常時点灯オフ)
  • 通知音やバイブはオフにして「ととのいの邪魔」をしない
  • 他の人から画面が直接見えにくい付け方・動かし方を意識する

個人的な感覚としても、暗めのサウナ室で画面がチカチカ光るのは結構目立ちます。アップルウォッチサウナ記録を取りたい気持ちはよく分かりますが、「周りのととのいタイムを邪魔していないか?」は一度立ち止まって考えてみてください。少しでも気まずさを感じるなら、サ室では外してロッカーに置いておくのが無難です。

また、アップルウォッチを触る頻度もマナーに直結します。サウナ室で何度も腕を動かして画面をチェックしていると、単純に落ち着かない雰囲気になりがちです。「サウナ中は基本触らない、セットの最初と最後だけサッと確認する」くらいの使い方にしておくと、周りから見ても自然です。

サウナ全般でのスマートウォッチ利用ルールや、アップルウォッチ以外の対応モデルについては、スマートウォッチ全体を俯瞰したサウナでスマートウォッチは使える?対応モデルと注意点を解説も参考になると思います。

アップルウォッチとサウナの安全な使い方まとめ

最後に、アップルウォッチサウナ利用について、この記事のポイントをサクッとまとめておきます。

この記事のまとめ

  • アップルウォッチは、公式的にはサウナ利用がほぼNG(Ultraでも55℃まで)
  • サウナ室は80〜100℃と動作保証外で、故障やバッテリー劣化のリスクがある
  • どうしても使うなら、低温サウナや岩盤浴中心・短時間・サウナから離れた位置など「攻めすぎない使い方」を徹底する
  • 心拍数管理やサウナ記録アプリは便利だが、医療用途ではなくあくまで目安として見る
  • 壊れたときの保証は期待しすぎず、「最悪ダメになっても仕方ない」という覚悟を持つ
  • マナーと施設ルールを最優先し、少しでも気まずさを感じるならロッカーに預ける

個人的な結論としては、「アップルウォッチは原則サウナでは外す。どうしても使いたい場合だけ、低温寄りの環境で短時間にとどめる」くらいのスタンスがちょうどいいかなと思っています。サウナの数十分のために、毎日一緒に過ごす相棒ガジェットの寿命をゴリゴリ削るのは、やっぱりコスパが良くないです。

アップルウォッチとサウナ、どこまで攻めるかは最終的にはあなたの価値観次第です。このページで紹介した温度や時間の目安は、あくまで一般的な目安として捉えてください。正確な情報は公式サイトをご確認いただき、故障リスクや健康面で不安がある場合は、メーカーサポートや医師などの専門家に相談し、最終的な判断は専門家にご相談ください。

アップルウォッチを長く大事に使いつつ、サウナも楽しく安全に。あなたなりのちょうどいい距離感を見つけるヒントになっていればうれしいです。