アップルウォッチのデジタルクラウンとは?操作や設定を徹底解説

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こんにちは。スマートウォッチ沼、運営者のtycです。

アップルウォッチのデジタルクラウンとは何なのか、そもそもどこを指しているのか、使い方や操作の違いが分かりにくいところですよね。Apple Watchのデジタルクラウンの使い方や基本操作、押すか回すかの違い、スクロールやズーム、ホーム画面への戻り方など、最初はちょっと戸惑うポイントが多いかなと思います。

さらに、デジタルクラウンで音量調整をしたいのに通話音量が変わらない、防水ロック解除のために回しても反応しない、デジタルクラウンが固くて回らない、まったく反応しない、というトラブルもよくあります。また、右利き左利きに合わせたデジタルクラウン位置の変更、内側に向けるか外側にするかといった装着スタイル、スクリーンショットやワークアウト一時停止のショートカットも、知っているかどうかで使い心地がかなり変わります。

この記事では、アップルウォッチのデジタルクラウンとは何かという基本から、使い方、トラブル時の対処法、右利き左利きに合わせた設定まで、あなたが気になりそうなポイントを一通りカバーしていきます。読み終わるころには、「デジタルクラウン周りはもう迷わない」と言えるレベルになっているはずなので、気楽に読み進めてみてください。

記事のポイント

  • アップルウォッチのデジタルクラウンの意味と役割が分かる
  • 押す・回すなどデジタルクラウンの基本操作を整理できる
  • 音量調整や防水ロック解除などシーン別の使い方を理解できる
  • 反応しない・固いなどデジタルクラウントラブルの対処法が分かる

アップルウォッチのデジタルクラウンとは

ここではまず、アップルウォッチのデジタルクラウンとは何なのかをしっかり整理してから、基本操作やホーム画面との関係、音量調整や防水ロック解除といった日常用途での使い方までまとめていきます。基礎を固めておくと、後半のトラブル対処や設定カスタマイズもスッと入ってくるはずです。

Apple Watchのデジタルクラウンの意味と役割

Apple Watchのデジタルクラウンの意味と役割

アップルウォッチのデジタルクラウンは、本体側面についている丸いダイヤル状のボタンのことです。機械式腕時計でいうリューズをイメージすると近いですが、単なる時刻合わせのつまみではなく、押す・回すの2軸で操作できるハードウェア入力装置になっています。

アップルウォッチは画面が小さいので、すべてをタッチ操作だけで完結させると、どうしても指で画面が隠れたり、細かい操作がしづらくなります。そこで「スクロール」「ズーム」「画面遷移」の中心をデジタルクラウンに任せることで、画面をあまり隠さずに操作できるようにしているわけですね。

ざっくり整理すると、デジタルクラウンが担っている役割は次のようなイメージです。

  • 押す:ホームボタン的な役割(文字盤・アプリ一覧の切り替えなど)
  • 回す:スクロール、ズーム、音量調整、ウィジェット呼び出しなど
  • 長押し:Siriを呼び出すショートカット

特にwatchOS 10以降のモデルでは、デジタルクラウンを回したときの挙動がより重要になっていて、文字盤からスマートスタック(ウィジェット群)を呼び出したり、アプリ一覧を縦スクロールで見やすくしたりと、ナビゲーションの主役といっていい存在になっています。

デジタルクラウンの使い方と基本操作

デジタルクラウンの使い方と基本操作

次に、デジタルクラウンの基本操作をひとまとめにしておきます。ここさえ押さえておけば、アップルウォッチの「迷子感」はかなり減ります。

デジタルクラウンの基本操作一覧

  • 1回押す:アプリ使用中なら文字盤またはアプリ一覧に戻る
  • 文字盤で1回押す:アプリ一覧を表示
  • 2回押す(ダブルクリック):直近で使ったアプリに即戻る
  • 長押し:Siriを起動
  • 回す:スクロール、ズーム、数値の増減など

特に2回押しのショートカットは地味に便利で、「文字盤 ↔ よく使うアプリ」を行き来する専用ボタンみたいな感覚で使えます。例えば、ワークアウト中に一瞬だけ文字盤に戻って時間を確認して、もう一度2回押しでワークアウト画面に戻る、みたいな使い方ですね。

慣れないうちは、次のようなシンプルなルールで覚えておくと混乱しにくいです。

  • とりあえず元の画面に戻りたければ1回押す
  • さっき使っていたアプリに戻りたければ2回押す
  • 画面を縦に動かしたいときは回す

この3つだけでも頭に入れておくと、かなり快適になります。

デジタルクラウン回す押す違いとホーム画面

デジタルクラウンは「押す」と「回す」でまったく役割が違うので、ここを分けて意識すると操作が整理されます。

押す:画面遷移・ホーム系の動き

押す動きは、主に画面遷移やホーム画面の呼び出しに使われています。

  • アプリ使用中 → 1回押す → 文字盤 or アプリ一覧へ
  • 文字盤 → 1回押す → アプリ一覧
  • どこからでも → 2回押す → 直前のアプリへジャンプ

iPhoneでいうホームボタンや、アプリ切り替えのショートカットに近いイメージですね。

回す:中身を動かす・スクロール系の動き

一方で、回す動きは「今表示している画面の中身を動かす」イメージです。

  • リスト表示のスクロール(通知、メッセージ、アプリ一覧など)
  • 地図や写真の拡大縮小
  • 文字盤表示中に回してスマートスタックを呼び出す

ホーム画面(グリッド or リスト)でも、デジタルクラウンを回すとアプリアイコンの拡大・縮小やスクロールができます。画面をタップしてドラッグするより、クラウンを回したほうがはるかに視界が広いので、ここは積極的に使っていくのがおすすめです。

アップルウォッチのアプリ一覧や基本操作について、全体像をざっくり整理したい場合は、アップルウォッチを使いこなす方法総まとめも合わせて読んでもらえると、全体のイメージがつかみやすいと思います。

デジタルクラウンで音量調整と通話音量

デジタルクラウンで音量調整と通話音量

デジタルクラウンは、音楽や通話の音量調整にもガッツリ使われています。ここを知っておくと、いちいちiPhoneを取り出さなくても音量をサッと変えられるので、日常の快適度がかなり変わります。

メディアの音量調整

音楽、ポッドキャスト、YouTube音声などを再生しているとき、アップルウォッチ側の再生画面を開いた状態でデジタルクラウンを回すと、再生音量を直接コントロールできます。

  • AirPodsやBluetoothイヤホン使用中:イヤホンの音量が変わる
  • アップルウォッチ本体スピーカーで再生中:本体スピーカー音量が変わる

クラウンをクルッと回すだけなので、電車の中やランニング中でも操作しやすいのがメリットです。

通話音量・通知音量の調整

通話中も基本は同じで、通話画面を開いた状態でクラウンを回すと通話音量が変わるようになっています。また、設定アプリの「サウンドと触覚」を開いた状態でクラウンを回すと、アラート音や通知音の全体音量を細かく調整することもできます。

音量が変わらないように見える場合でも、接続先デバイス(イヤホンやスピーカー)側の音量制限や、アプリ側のボリューム設定が優先されているケースもあります。大きな音は耳への負担も大きいので、音量調整はあくまで「一般的な目安」として、実際の使用環境に合わせて慎重に調整してください。

音関連はアップデートで挙動が微妙に変わることもあるので、正確な仕様は必ず公式サイトや最新の取扱説明を確認しつつ、最終的な判断は専門家や公式サポートにも相談してもらえると安心です。

防水ロックとデジタルクラウンロック解除

防水ロックとデジタルクラウンロック解除

水回りでアップルウォッチを使うときに一番頼りになるのが、防水ロック機能です。そして、防水ロックの解除と排水動作の中心になっているのがデジタルクラウンです。

防水ロックとは何か

防水ロックは、画面が濡れて勝手にタップ判定されるのを防ぐための一時ロック機能です。プールスイミングのワークアウトを開始したときなどは、自動的に防水ロックがオンになります。

防水ロックがオンの間は、画面をタップしても反応しません。知らないと「うわ、水没してフリーズした?」と焦りがちですが、多くの場合は仕様どおりロックされているだけです。

デジタルクラウンでの防水ロック解除方法

防水ロック解除の基本操作

  • watchOS 8以前:デジタルクラウンを回し続けて解除
  • watchOS 9以降の一部モデル:画面の「ロック解除表示」が出るまでクラウンを長押し

解除操作が完了すると、「ピーッ」と連続音が鳴りながらスピーカーの水を排出してくれます。これも仕様なので、初めてだとちょっとビックリしますが、仕組みを知っていれば安心です。

もし防水ロックが解除できない場合は、まずクラウンをしっかり回し続けているか、長押しの時間が足りているかを確認してください。それでも解除できない場合は、再起動や初期化が必要になるケースもあるので、水濡れ直後に無理にガチャガチャ操作を繰り返すのは避け、公式サポートや修理窓口に相談することをおすすめします。

日常的に水仕事やスイミングをする人は、ロック解除の操作を一度試しておいて、感覚をつかんでおくと安心です。

アップルウォッチのデジタルクラウンの故障と設定

後半では、デジタルクラウンが反応しない・固いといったトラブルの対処法や、位置変更・右利き左利きの設定、スクリーンショットやワークアウト一時停止などの応用テクをまとめていきます。ここから先は、アップルウォッチを一段上手に使いたい人向けの「痒いところに手が届く」内容です。

デジタルクラウン反応しない時の掃除と対処

デジタルクラウン反応しない時の掃除と対処

使っているうちに「デジタルクラウンが固い」「回しても引っかかる」「押しても反応しない」という症状が出てくることがあります。個人的な体感では、汗・皮脂・ハンドソープなどの汚れが詰まっているケースがかなり多いです。

まず試したいクイックチェック

  • ケースやバンパーを付けている場合は、一度すべて外す
  • クラウン周りに目に見えるゴミや汚れがないか確認
  • watchOSやペアリングの調子が悪そうなら、一度再起動してから再確認

公式推奨の洗浄に近いお手入れ

自宅でできる範囲のメンテナンスとしては、次のような手順が安全ゾーンだと考えています。

  1. アップルウォッチの電源をオフにする
  2. 蛇口の弱めの流水でクラウン周りを軽く濡らしつつ、指で優しく回す
  3. 15~20秒ほどかけて、回したり押したりしながら汚れを流す
  4. 水気を拭き取り、自然乾燥させてから動作を確認する

このとき、洗剤やアルコール、エアダスターを直接吹き付けるのはおすすめしません。防水性能には限界があり、強い圧力をかけると内部に水や液体が侵入するリスクがあります。あくまで「一般的な目安」として、無理のない範囲で実施し、心配であれば早めに専門の修理サービスや公式サポートに相談してください。

掃除後に一時的に改善しても、すぐにまた症状が出たり、押し込みがまったく効かない場合は、機械的な故障の可能性もあるので、早めに診断を受けたほうが結果的に安全です。

デジタルクラウン修理と音量調整できない時

デジタルクラウン修理と音量調整できない時

掃除や再起動を試してもデジタルクラウンが反応しない、音量調整がまったく効かない、という場合は、いよいよ修理や本格的なトラブルシュートの出番です。

音量調整が効かないときのチェックポイント

  • 接続しているイヤホン・スピーカー側の音量やミュート設定
  • 再生しているアプリの中のボリューム設定
  • 設定アプリ「サウンドと触覚」での音量スライダー
  • 「低電力モード」や一部のアクセシビリティ設定の影響

これらを一つずつ潰していってもデジタルクラウンだけ動作がおかしい場合は、クラウン自体のハード故障を疑ったほうが早いことも多いです。

修理を検討するタイミング

  • 押し込みがまったく認識されない(どの画面でも無反応)
  • 回している方向と画面の動きが逆、もしくはガクガクする
  • クラウン周りから明らかに異音がする・異物感がある

この辺りまで来ると、自己判断での分解や無理な修理はリスクが高いので、保証の有無を確認しつつ、アップルの正規サービスプロバイダやキャリアの保証窓口に相談してしまうのが、安全かつ結果的には安くつくことが多いです。

修理費用や保証対象かどうかは、モデルや購入時期、加入している保証によって大きく変わります。ここで挙げているのはあくまで「一般的な目安」レベルなので、正確な費用や対応範囲については必ず公式サイトや各社サポートページで最新情報を確認し、最終的な判断は専門家・サポート担当者と相談しながら進めてください。

デジタルクラウンの位置変更と右利き左利き

デジタルクラウンの位置変更と右利き左利き

アップルウォッチを右手に付けるか左手に付けるか、デジタルクラウンを外側にするか内側にするかで使い勝手はかなり変わります。ここは「見た目より使いやすさ優先」で考えるのがおすすめです。

ウォッチの向き設定で位置を変える

アップルウォッチでは、次の2つを組み合わせて設定できます。

  • どちらの手首に付けるか(右/左)
  • デジタルクラウンをどちら側に出すか(上側/下側、外側/内側)

設定アプリの「一般 → ウォッチの向き」から、手首とデジタルクラウンの位置を選ぶと、画面表示がクルッと回転してくれます。つまり、右手に付けてクラウンを下側(内側)に持ってくる、なんていう変則配置も普通にOKです。

右利き・左利き別のおすすめ傾向

  • 右利きで左手装着:クラウン外側(標準)が無難。操作も見た目もバランス良い
  • 右利きで右手装着:クラウンを内側(下側)にすると親指操作がしやすい
  • 左利きで右手装着:クラウン外側 or 内側は好み。Suica改札重視なら内側タッチもアリ

特にSuicaやタッチ決済をよく使う人は、右手装着+腕の内側タッチがかなりスムーズです。このとき、スマートウォッチの改札利用がダサいは誤解?自然に見せるコツでも触れているように、デジタルクラウン位置を内側寄りに変えると、親指での操作がかなり安定します。

ウォッチの向きを頻繁に変えると、そのたびに設定を切り替える必要があり、通知やSuicaの反応タイミングが狂うこともあります。日常的に右手左手を頻繁に入れ替えたい場合は、「自分が一番使うシーン」に寄せて基本位置を決めておき、たまに変える程度にとどめるのがおすすめです。

スクリーンショットとワークアウト一時停止

スクリーンショットとワークアウト一時停止

デジタルクラウンとサイドボタンを組み合わせると、さらに便利なショートカットがいくつか使えるようになります。代表的なのが、スクリーンショット撮影とワークアウトの一時停止です。

スクリーンショットの撮り方

  1. iPhoneのWatchアプリで「一般 → スクリーンショットをオンにする」を有効化
  2. スクショを撮りたい画面をアップルウォッチに表示
  3. デジタルクラウン+サイドボタンを同時にカチッと押す

撮ったスクリーンショットはiPhoneの写真アプリに保存されるので、アップルウォッチのストレージを圧迫しすぎないのも地味にありがたいところです。

ワークアウトを一時停止・再開する

ワークアウトアプリの設定で「押して一時停止」をオンにしている場合、ワークアウト中にデジタルクラウン+サイドボタンを同時押しすることで、一時停止と再開が切り替えられます

ランニング中など、画面を見ずに物理ボタンだけで操作したいときにかなり便利です。ただし、スクリーンショット機能もオンにしていると、同時押しのたびにスクショも量産されてしまうので、どちらを優先するかは自分の使い方に合わせて決めてください。

ワークアウトに限らず、「アップルウォッチだけで外出したい」ときの設定やバッテリーの持ちが不安な場合は、アップルウォッチだけで外出を快適にする設定と使い方も参考になると思います。

アップルウォッチデジタルクラウンとは総まとめ

ここまで、アップルウォッチのデジタルクラウンとは何かという基本から、使い方、音量調整、防水ロック解除、トラブル時の掃除や対処、右利き左利きに合わせた位置変更、スクリーンショットやワークアウト一時停止のショートカットまで、一通り整理してきました。

改めてポイントをまとめると、アップルウォッチのデジタルクラウンとは、単なる飾りやリューズではなく、「押す」「回す」「長押し」という3つの動きで、ホーム操作・スクロール・音量・Siri・防水ロック解除を一手に担うメインの操作パーツです。ここを理解しておくだけでも、アップルウォッチ全体の操作感はかなりスッキリします。

この記事のざっくりおさらい

  • デジタルクラウンはホームボタン+スクロールホイール的な存在
  • 1回押し・2回押し・長押しで画面遷移とSiriをコントロール
  • 回す動きでスクロール・ズーム・音量・防水ロック解除を操作
  • 反応しないときはケースを外し、掃除・再起動・設定見直しから
  • 右利き左利きに合わせてクラウン位置を変えると快適度が上がる

デジタルクラウン周りを自分の使い方に合わせてチューニングしていくと、「なんとなく便利」だったアップルウォッチが、一気に生活の中心ガジェットになってきます。とはいえ、OSバージョンやモデルによって細かな仕様は変わることもあるので、正確な情報は必ず公式サイトや最新のマニュアルを確認しつつ、気になる不具合や故障の疑いがあるときは、最終的な判断を自己判断だけに委ねず、公式サポートや専門家にも相談してもらうのが安心です。

この記事が、あなたとアップルウォッチの距離を少しでも縮めるきっかけになればうれしいです。もし気になるところや深掘りしてほしいトピックがあれば、スマートウォッチ沼としても今後の記事のネタにさせてもらうので、遠慮なくリクエストしてもらえると助かります。