
※本ページはプロモーションが含まれています
こんにちは。スマートウォッチ沼、運営者のtycです。
今日は、アップルウォッチを右手に付けるか左手に付けるかで悩んでいるあなたに向けてまとめていきます。アップルウォッチ右手左手どっちが便利なのか、AppleWatchはどっちの手首に着けるのが正解なのか、右利きや左利きの場合はどう考えればいいのか、このあたりめちゃくちゃ迷いますよね。
改札でSuicaを使うときにアップルウォッチを右手にした方がいいのか、コンビニのFelica決済は左手の方が楽なのか、ビジネスシーンで右手装着はマナー的に変じゃないのか、内側に付ける着け方やバンド選びまで含めて、ネット上にもいろんな意見があって余計に分かりにくいと思います。
そこでこの記事では、アップルウォッチ右手装着のメリット・デメリット、右手と左手どっちが向いているかの判断基準、右手用の設定方法やデジタルクラウンの向き、歩数や心拍などの計測への影響まで、スマートウォッチ沼で日々アップルウォッチを触りまくっている僕の視点でかみ砕いて解説していきます。
読み終わるころには、「自分の生活スタイルならアップルウォッチはこの腕、この着け方にしよう」とスッと決められる状態になっているはずです。ここ、気になりますよね。一緒に整理していきましょう。
記事のポイント
|
アップルウォッチを右手に着ける理由
このパートでは、アップルウォッチを右手にするか左手にするか迷っている人向けに、「そもそもどっちが便利なのか」「利き手別にどう考えるか」「マナー的に変じゃないのか」といったベースの考え方を整理していきます。まずは迷いの元を一つずつ言語化していきましょう。
アップルウォッチは右手左手どっちが便利

まず一番シンプルな疑問、「アップルウォッチは右手と左手どっちが便利なの?」というところからいきます。
結論から言うと、どちらかが絶対正解というよりも、「改札と決済をどれくらい使うか」「どっちの手で作業することが多いか」で決めるのが一番スッキリします。ここをちゃんと整理しておくと、「なんとなく左手だから」「みんなそうしているから」といった曖昧な理由ではなく、自分の生活に合った納得感のある選び方ができるようになります。
ざっくり分けると、こんなイメージです。
- 電車通勤・通学で改札Suicaを毎日使う → 右手装着がかなり快適
- コンビニやスーパーの決済がメイン → 左手装着がやや有利
- PC作業や書き物が多い → 利き手と逆の腕に付けた方が邪魔になりにくい
日本の自動改札機はタッチエリアが右側にあるので、アップルウォッチを右手に付けていると、腕をひねらず自然な動きでSuicaをタッチできます。逆に左手に付けていると、毎回ちょっとだけ体をひねって腕をクロスさせる必要があるので、地味にストレスなんですよね。朝のラッシュ時に人混みの中で腕をクロスさせると、周りの人とぶつかりやすいのも小さなストレスです。
一方で、コンビニのFelicaリーダーはレジの左側にあることが多く、ここは左手アップルウォッチの方がスッと出しやすい場面が多いです。ただ、改札ほどシビアな動作ではないので、慣れてしまえば右手でもそこまで困らないかなと思います。店員さんとの距離も近いので、少し体をひねっても問題になりにくいですよね。
右手と左手のざっくり比較表
| シーン | 右手装着 | 左手装着 |
|---|---|---|
| 駅改札(Suica) | 自然な動きでタッチしやすい | 腕をクロスさせる必要がある |
| コンビニ・スーパー | やや体をひねる必要あり | そのままタッチしやすい |
| PC作業・書き物 | 利き手だと当てやすい場合あり | 邪魔になりにくい |
| 通知の気づきやすさ | 視界に入りやすい | やや意識しないと見逃しやすい |
なので、「自分は電車をどれくらい使うか」「コンビニ決済をどれくらい使うか」を一度ざっくり思い浮かべてみてください。それだけでも、右手か左手かの候補はかなり絞れてくるはずです。さらに言うと、「平日は通勤で電車」「休日は車移動メイン」など、曜日によってよく使うシーンが変わる人もいると思います。そういう場合は、平日は右手、休日は左手といった使い分けをしてみるのもアリです。
アップルウォッチはバンドの付け替えも簡単なので、「今日は右手の気分」「今日は左手に戻そう」くらいのライトなノリで試していくと、自分にちょうどいいポジションが見つかりやすいですよ。
どっちの手首が正解か
次に、「AppleWatchはどっちの手首に付けるのが正解なの?」という話です。ここはネットでも意見が分かれやすいポイントなので、一度整理しておきましょう。
一般的な腕時計の話をすると、「利き手と逆の腕に付ける」のが長年の定番です。右利きなら左手、左利きなら右手ですね。これは、利き手はよく動かすので時計をぶつけやすいことと、利き手でリューズやボタンを操作しやすい、というのが理由です。昔ながらの機械式時計やクォーツ時計は、あくまで「時刻を確認するための道具」だったので、このルールでほぼ問題なかったんですよね。
ただ、AppleWatchはただの時計ではなく、SuicaやApplePayの決済、通知、アクティビティなど「日常の操作」が大量に乗っているガジェットです。その意味で、昔ながらの腕時計ルールに縛られず、「自分がよく使う機能に最適な手首」を選ぶ方が理にかなっています。
「正解の手首」は人によって違う
たとえば、毎日電車通勤で改札Suicaを使う人と、車通勤でほとんど改札を通らない人では、「便利」と感じる手首が全く変わってきます。前者は右手にアップルウォッチがあると改札がめちゃくちゃ快適になりますし、後者はそもそも改札でのメリットがないので、左手で十分というケースも多いです。
さらに、仕事中のスタイルによっても変わります。PC作業中心でマウスを常に右手で動かしているなら、右手装着だと机にカンカン当たって気になるかもしれません。逆に、立ち仕事や接客がメインでPCをあまり使わない人なら、右手にあってもほとんど気にならない、なんてこともあります。
僕自身も最初は「時計は左手でしょ」と思って左手に付けていましたが、通勤でSuicaを使うたびに手をクロスさせるのがストレスになって、途中から完全に右手派になりました。使い方が変われば「正解の手首」も変わる、くらいの感覚でOKです。
なので、「AppleWatchは必ず左手に」「右手はおかしい」といった決まりはありません。あなたの生活スタイルにとってどっちが合理的か、という視点で選んで大丈夫です。もし「どっちにしてもある程度快適」くらいの感覚なら、単純に見た目のバランスで決めてもいいと思います。
最後にもう一つ大事なのは、慣れです。最初は右手に付けると違和感があっても、1〜2週間もすればそれが普通になってきます。逆も同じで、左手派だった人が試しに右手に付けてみると、「あれ、意外とこっちの方がいいかも」と感じるパターンもよくあります。つまり、「今の自分の生活」と「慣れやすさ」の両方をセットで考えるのがポイントですね。
右利きはどっちにつける?

右利きの人の場合、AppleWatchをどっちの腕に付けるかは特に悩みがちだと思います。僕が右利きなので、ここはかなりリアルに分かります。「書き物やタイピングの邪魔にならないようにしたい」「でも改札Suicaも快適に使いたい」と、どうしても条件がぶつかりやすいんですよね。
右利きで左手に付けるパターン
右利きで左手装着のパターンは、いわば「王道」です。
- キーボードやマウス操作、書き物でよく動かす右手に何も付けないので邪魔になりにくい
- 時計は左手の方が見慣れていて違和感が少ない
- コンビニ決済は左手アップルウォッチの方が出しやすい場面が多い
特にデスクワーク中心の人は、この「右手フリー」がかなり効いてきます。長時間タイピングしていると、右手首の下側が机やリストレストに軽く当たり続けるので、そこにアップルウォッチがあると気になる、という人も多いです。左手なら、キーボードのホームポジションから少し浮かせた状態になるので、当たりにくいんですよね。
また、会議中にちらっと時間を確認するときも、左手を軽く持ち上げる動きに慣れている人が多いと思います。社会人生活が長いほど、「腕時計=左手」の感覚が染みついているので、違和感なくそのまま使えるのも左手装着の強みです。
右利きで右手に付けるパターン
一方で、僕のように右利きだけどAppleWatchを右手にしている人もかなりいます。
- 改札Suicaを毎日使うので右手の方が圧倒的に楽
- 右手の方が常に視界に入りやすく、通知やアクティビティを意識しやすい
- デジタルクラウンとサイドボタンを利き手側で押したい
この場合、右手でのPC作業では少しだけ位置をずらすなどの工夫が必要になりますが、僕は慣れてしまえばほぼ気にならなくなりました。キーボードのホームポジションをほんの少しだけ左寄りにする、マウスの位置を1〜2cmほど手前にずらす、といった小さな調整でも結構変わります。
右利きでどっちにするか迷ったら、こう考えてみてください。
- 通勤で電車に乗る頻度が高い → 右手候補
- ほぼ在宅ワーク&PC作業中心 → 左手候補
- 改札もPCも両方多い → まず左手から始めて、気になれば2週間ほど右手を試す
個人的なおすすめは、「まずは今のスタイルのまま1週間ログを取る」ことです。どのタイミングで「ちょっと不便だな」と感じるのかを書き出してみると、自分が何を優先したいのかがはっきりしてきます。そのうえで反対側の腕に付け替えて同じように1〜2週間過ごしてみると、「あ、自分はやっぱり改札の快適さを優先したいんだな」など、感覚的に答えが出てくるはずです。
左利き向けの設定

左利きの人は、もともと右手に腕時計を付けてきた人も多いはずです。AppleWatchも、設定さえ変えてしまえば右手装着でも全く問題ありません。むしろ、左利きの人にとっては「これまでどおり」の感覚で使えるので、適切な設定をしておくことが大事になります。
ポイントは、AppleWatch側の「手首」と「Digital Crownの向き」をちゃんと右手用に合わせることです。この設定をサボると、画面の上下が逆になってしまったり、ボタンが押しづらかったりして、「なんか使いにくいな…」という印象のまま終わってしまいます。
AppleWatch本体からの設定手順
AppleWatch本体だけで、右手用に変える手順はこんな流れです。
- AppleWatchの設定アプリを開く
- 一般 → 向き の順にタップ
- 手首で「右」を選ぶ
- DigitalCrownの位置を「左」にする(右手装着ならこの組み合わせが一番扱いやすいです)
この設定にすると、画面の上下が自動で回転して、右手につけたときに文字盤が正しい向きになるはずです。DigitalCrownを左側(肘側)にしておくと、親指で回したり押したりしやすく、手の甲に当たって勝手に反応する、というトラブルもかなり減ります。左利きの人にとっても、親指でクラウンを操作できる配置は直感的で扱いやすいですよ。
iPhoneのWatchアプリから変える場合
iPhone側から変える場合は、
- Watchアプリ → マイウォッチ → 一般 → ウォッチの向き
- 装着する腕を「右」、DigitalCrownを「左」に設定
という流れです。どちらから変えてもOKですが、一度だけ設定しておけば、右手でも左手でも快適に使えます。「設定をいじるのがちょっと怖い」という人もいるかもしれませんが、この項目はいつでも元に戻せるので、気軽に試してもらって大丈夫です。
AppleWatchの仕様やメニュー構成はOSのアップデートで変わることがあります。正確な操作手順は、必ず最新のApple公式サポートページも合わせて確認してください。(出典:Apple公式サポート「Apple WatchのApple Payを設定する」)
左利きの人の場合、右手装着はむしろ自然な選択肢です。あとは、「改札をどれくらい使うか」「PC作業や書き物の量はどのくらいか」といった要素を足し合わせて、自分なりのベストバランスを探していきましょう。
AppleWatchを右手にするマナー
「AppleWatchを右手に付けるのってマナー的に変じゃない?」と不安に感じる人もいると思いますが、ここは安心して大丈夫です。ビジネスシーンで相手の腕元をじっと見る人はかなり少ないですし、右手に腕時計やアップルウォッチを付けている人も普通にいます。
一般的なビジネスマナーでも、「腕時計は必ず左手」みたいな厳密なルールはほぼありません。右手に付けている人も一定数いますし、実際に僕も打ち合わせや商談で右手AppleWatchで行っていますが、それを指摘されたことは一度もありません。相手が気にするのは「どっちの腕か」よりも、「全体の身だしなみ」と「態度」です。
むしろ気を付けるべきなのは、腕よりも「見せ方」です。
- スーツスタイルなら、バンドはシンプルなレザー系やメタル系にする
- 派手なスポーツバンドやカラフルな文字盤はフォーマルな場では避ける
- 会議中・面接中は通知をオフにして、頻繁に腕を見ない
右手装着だと、相手から見て腕時計が少し目立ちやすい場合があります。そのぶん、派手すぎるバンドやごちゃごちゃした文字盤にしてしまうと、「なんだか落ち着きがないな」という印象を与えてしまうこともあります。フォーマルな場では、シンプルなコンプリケーション少なめの文字盤や、落ち着いた色のレザーバンド・メタルバンドを選ぶのがおすすめです。
スマートウォッチ沼では、スーツとアップルウォッチの相性についても別途かなり詳しくまとめています。見た目のバランスやバンド選びが気になる人は、アップルウォッチとスーツがダサいといわれる原因と解決策もチェックしてみてください。
まとめると、右手にアップルウォッチを付けること自体はマナー的に問題なし、そのうえでシーンに合わせてバンドと文字盤を整える、というのが大人な付き合い方かなと思います。右手か左手かで悩みすぎるより、「どう見せたいか」「相手にどう映るか」を一歩引いて考えてみると、答えはかなりシンプルになりますよ。
アップルウォッチ右手装着の設定と選び方
ここからは、実際にアップルウォッチを右手で使うときの具体的な話に入っていきます。右手装着のメリット・デメリット、改札やFelica決済の使い勝手、歩数や心拍の計測精度、内側装着やバンド選びまで、実用面をまとめてチェックしていきましょう。
アップルウォッチの右手装着のメリット

アップルウォッチを右手装着にするメリットは、ざっくりまとめると次のようなところです。
- 改札Suicaをほぼノンストレスで通過できる
- 利き手でボタン操作しやすく、存在を意識しやすい
- 右手派がまだ少数なので、会話のきっかけになりやすい
特に大きいのは、やはり改札Suicaの快適さです。右手にアップルウォッチ、エクスプレスカードでSuicaを設定しておくと、腕を自然に前に出すだけで改札を通過できます。いちいちスマホを取り出したり、左手をクロスさせたりする必要がないので、一度慣れると本当に戻れなくなります。ラッシュ時のストレス軽減効果はかなり大きいです。
また、右手側にアップルウォッチがあると、通知が来たときに自然と視界の端に入ってきます。ちょっと手を持ち上げるだけで内容を確認できるので、「スマホをわざわざ取り出すまでもないけど、ざっくり知っておきたい通知」をさっとチェックできるのが便利です。僕自身は、右手にしてからメールやチャットの「見落とし」がかなり減りました。
日常動作との相性のよさ
意外と効いてくるのが、「クセ」との相性です。右利きの人は、ドアを開ける、荷物を持つ、ボタンを押すなど、多くの動作を右手でこなします。その右手にアップルウォッチがあると、
- ドアを開ける動きのついでに時間を確認する
- エレベーターのボタンを押しながら通知をチラ見する
- 荷物を持つときに、持ち替えながら改札タッチをこなす
といった「ついで動作」が自然に発生します。これは数字で測りにくい部分ですが、日常の小さなストレスや行動の手間を削ってくれるという意味で、右手装着の大きなメリットだと感じています。
Suicaまわりの詳しい設定やトラブル対策は、同じくスマートウォッチ沼でまとめているアップルウォッチでSuicaが反応しない原因と対策まとめもあわせてチェックしておくと安心です。
アップルウォッチ右手装着のデメリット

もちろん、右手装着にはデメリットもあります。ここを理解したうえで選ぶのが大事です。「なんか使いづらいかも?」と感じたときに、その違和感が右手装着に由来するのか、それとも設定やバンドの問題なのかを切り分けやすくなります。
右手装着の主なデメリット
- コンビニ・スーパーのFelica決済は左手の方がスムーズな場面が多い
- 右利きの場合、キーボードやマウス操作で机に当てやすい
- 書き物・調理・作業系の仕事だと、利き手側のアップルウォッチが邪魔になることがある
コンビニ決済については、「少し手をクロスさせれば済む」レベルなので、慣れてしまえばそこまで致命的ではありません。ただ、右手でトレーを持ちながら、同じ右手のアップルウォッチでタッチしようとすると、バランスを崩しやすかったりするので、片手で全てを完結させようとしないのがコツです。トレーは左手で持って、右手でタッチする、など小さな工夫でかなり改善します。
PC作業が多い人は、右手装着だとデスクに当たる音や感触が気になるかもしれません。特にメタルバンドは「カチッ」とした音が出やすいので、静かなオフィスだとちょっと浮くこともあります。こういう場合は、柔らかいスポーツバンドやスポーツループに切り替えるだけで、ぶつかったときのストレスはかなり減りますよ。
このあたりは、ぶつけるリスクをどこまで許容するかと、ケースや保護カバーを付けるかどうかでも変わってきます。高価なモデルを裸で使うなら、右手より左手の方が安全という考え方も全然アリです。「ぶつけたくないけど右手で使いたい」という人は、バンパーケースやフルカバータイプの保護ガラスを組み合わせると安心度が上がります。
AppleWatch右手改札とFelica決済

次に、右手装着と改札・Felica決済の実際の使い勝手をもう少し細かく見ていきます。ここは「右手にするかどうか」を決めるうえでかなり大きな要素なので、具体的なイメージを持っておきましょう。
改札とSuicaの使い心地
AppleWatch右手装着での改札Suicaは、本当にストレスフリーです。右手をそのまま前に出す自然な動きでタッチできるので、歩くスピードを落とさずに改札を抜けられる感覚に近くなります。左手のときに比べて、体のひねりや腕のクロスが減るので、朝の混雑時にかなり差が出ます。
ポイントは、
- ウォレットでSuicaを追加して、エクスプレスカードに設定しておく
- パスコードと手首検出をオンにしておく(セキュリティとエクスプレスカードの両面で必須)
- 残高が少なすぎないよう、定期的にチャージやオートチャージ設定をする
このあたりは、スマートウォッチ沼のアップルウォッチを使いこなす方法総まとめでも詳しく書いていますが、右手か左手かに関わらず押さえておきたい基本です。
右手装着の場合は、改札タッチのときに手のひら側を少し前に向けるイメージで近づけると反応しやすいです。最初の数日は練習と思って、あえてゆっくり目にタッチしてみると、自分なりのベストな角度が見つかりますよ。
コンビニや自販機でのFelica決済
コンビニや一部の自販機では、Felicaリーダーが左側に付いていることが多いので、右手アップルウォッチだと少し腕を回し込む形になります。ただ、改札ほど急いでいる場面は少ないので、実体験としては「ちょっとだけ角度を工夫すれば普通に使える」という印象です。
コツとしては、
- レジ台の角にアップルウォッチの側面を軽く添えるイメージで近づける
- タッチの瞬間だけ少し体を左側に寄せてあげる
- 店員さんに「右手のアップルウォッチで払いますね」と一言添えておく
などがあります。店員さんも日常的にスマホ決済やアップルウォッチ決済を見ているので、右手だからといって特に驚かれることはほとんどありません。
改札とコンビニ、どちらを優先するかで、右手か左手かの答えが変わります。毎日必ず改札を通る人は右手有利、たまにしか電車に乗らない人は左手でもOK、くらいの感覚で考えると決めやすいですよ。
決済まわりはお金に関わる部分なので、機能や制限はOSやサービス側の仕様変更もありえます。正確な情報は、各社の公式サイトやAppleの公式情報もあわせてチェックしたうえで判断してください。
右手装着と歩数心拍

「右手に変えたら歩数や心拍の精度が落ちるんじゃない?」という不安もよく聞かれます。この点についても整理しておきます。健康データは数字として表示されるぶん、ちょっとの差でも気になりやすいですよね。
歩数・アクティビティリングへの影響
AppleWatchは、どちらの腕に付けていても、ちゃんと「手首」の設定を合わせておけば、基本的なアルゴリズムは左右どちらにも対応しています。右手に変えたからといって、急にリングが閉じなくなる、ということはありません。
ただ、左右で動かし方のクセが違うので、
- 利き手側の方が腕を大きく振りやすく、歩数が少し多めにカウントされる
- 逆に利き手ではない側だと、タイプや作業中の「小さな動き」をアクティビティにカウントしにくくなる
といった差が出ることはあります。これはあくまで「傾向」の話で、数値は人によってかなり変わるので、最初の1〜2週間は、右手に変えた状態の数値に自分の基準を合わせていくくらいの気持ちで見るのがおすすめです。
たとえば、これまで左手で1日のムーブリングが「だいたい700kcal」だった人が、右手に変えた途端に「800kcal前後」になった場合、「右手だから多くなった」という事実だけに意識を向けるのではなく、「右手にした状態で自分が心地よく続けられる目標値はいくつか」を考え直すのが大事です。
心拍・睡眠などヘルスケアデータ
心拍や睡眠などのヘルスケアデータも、基本的には左右どちらの腕でも大きな差は出ないように設計されています。ただし、
- バンドが緩すぎると、どの腕でも心拍が正しく取れなくなる
- 利き手側で激しい筋トレをすると、一時的にセンサーが乱れることがある
といった物理的な要因はあります。特に睡眠トラッキングの場合は、寝返りのクセや姿勢によって左右どちらの腕でもブレが出ることがあるので、「1日ごとの数値」よりも「数週間単位のトレンド」で見るのが大事です。
ヘルスケアデータはあくまで一般的な目安として捉えてください。体調や病気に関する最終的な判断は、必ず医師などの専門家に相談のうえ行いましょう。AppleWatchの表示だけで自己判断しすぎないことが大切です。
右手装着だからといって、健康データが極端にズレてしまうことは基本的にありません。大事なのは、いつも同じ条件でデータを取り続けることと、数値を「良し悪しの判定」ではなく「傾向を見るための材料」として使うことです。そう考えると、右手か左手かでそこまで神経質になる必要はないかなと思います。
右手内側とバンド選び

ここからは、ちょっとマニアックな話として「内側装着」とバンド選びの話もしておきます。右手装着と相性が良いパターンがあるので、フィット感や見た目が気になる人は要チェックです。
右手で内側に付ける着け方
アップルウォッチを手首の内側に付ける人も一定数います。右手で内側装着にすると、
- 腕を少し曲げるだけで時間や通知を確認しやすい
- 外側よりも人から画面が見えにくい
- 改札や決済のときに、タッチエリアに画面をまっすぐ向けやすい
といったメリットがあります。特に人前で通知内容を見られたくない人にとっては、内側装着はかなり安心感があります。電車の中や会議中にそっと腕を曲げて通知を確認できるので、「スマホを取り出すほどではないけど、内容だけチェックしたい」場面で便利です。
一方で、
- デスクに手を置くと画面側が当たりやすい
- 夏場は汗がこもりやすく、皮膚トラブルの原因になることがある
といったデメリットもあるので、仕事中は外側、プライベートは内側のように使い分けるのもアリです。特に夏場は、内側に汗がたまりやすいので、こまめに外して肌を休ませる、バンドを洗う、といったケアも意識しておきたいところです。
右手に合うバンドの選び方
バンド選びは、右手装着の快適さにかなり影響します。個人的なおすすめは、
- PC作業や日常用 → 柔らかいスポーツバンドやスポーツループ
- スーツ・きれいめスタイル → レザーバンドや落ち着いたメタルバンド
- 運動やワークアウト → 通気性の良いスポーツループ系
あたりです。右手で良く動かす分、硬いメタルバンドだけだと机に当たったときの音や衝撃が気になりやすいので、1本は軽いシリコン系やナイロン系を持っておくと安心です。シーンに合わせてバンドを付け替えるだけでも、「右手でも全然アリじゃん」という感覚にかなり近づきます。
スマートウォッチ沼では、具体的なバンドのレビューもいろいろ書いています。バンド選びを深掘りしたい人は、例えばMOFTアップルウォッチ用バンドの評判と使い心地レビューなども参考になると思います。
バンドがきつ過ぎると血行不良や皮膚トラブルの原因になりますし、緩すぎると心拍や歩数計測が不安定になります。肌トラブルが出た場合はすぐに使用を中止し、必要に応じて医師に相談してください。
アップルウォッチを右手にする結論
最後に、ここまでの内容を踏まえて、アップルウォッチ右手装着についての結論をまとめておきます。情報量が多かったと思うので、一度ここで整理して、自分にとっての答えをイメージしてみてください。
アップルウォッチ右手装着のざっくり結論
- 電車通勤で改札Suicaをよく使う人にとって、右手装着はかなり強力な選択肢
- コンビニ決済やPC作業が中心の人は、左手装着のままでも十分便利
- 右手か左手かは「利き手」よりも「生活スタイル」と「慣れ」の影響が大きい
- 手首とDigitalCrownの設定を合わせれば、右手でも計測精度は問題なく使える
僕自身は、いろいろ試した結果としてアップルウォッチを右手に落ち着いていますが、それが誰にとっても正解だとは思っていません。大事なのは、「自分の毎日の動きにとってどっちがラクか」をベースに選ぶことです。仕事、通勤、買い物、運動、睡眠……あなたの日常のシーンを頭の中でざっと再生してみて、「どの瞬間にアップルウォッチが活躍してほしいか」をイメージしてみてください。
もしまだ迷っているなら、まずは今の装着腕のまま1週間過ごして、「どの場面で不便を感じるか」をメモしてみてください。そのうえで、反対の腕で同じように1〜2週間暮らしてみると、「あ、自分はこっちの方がストレス少ないな」と体感で分かるはずです。机上の情報だけで決めるよりも、自分の体で試してみるのが一番納得感があります。
アップルウォッチは設定さえ変えれば、いつでも右手と左手を行き来できます。アップルウォッチ右手装着か左手装着かに正解はなく、あなたの生活にフィットするかどうかがすべてです。このページが、その答えを見つけるためのヒントになっていればうれしいです。
なお、OSアップデートやApplePay、Suicaなどの仕様変更によって挙動や必要な設定が変わる可能性があります。正確な情報はApple公式サイトや各サービスの公式情報を必ず確認しつつ、最終的な判断は必要に応じて専門家や各社サポートにも相談してもらえると安心です。