アップルウォッチの名前変更の手順と反映されない時の完全対策法

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こんにちは。スマートウォッチ沼、運営者のtycです。

アップルウォッチの名前変更について調べていると、アップルウォッチのデバイス名変更のやり方が分からなかったり、アップルウォッチの名前変更ができない、アップルウォッチの名前変更が反映されない、アクティビティの名前変更がうまくいかない、さらにはiPhoneの名前変更やBluetoothの名前の違いまで、ごちゃっと混ざっていてモヤモヤしやすいところですよね。

しかも、アップルウォッチの名前変更とアップルウォッチアクティビティの名前変更は設定場所がまったく別なので、「どこを触ればいいか分からない…」となりがちです。ここ、気になりますよね。この記事では、アップルウォッチの名前変更の基本から、反映されないときの対処、アクティビティ通知の名前の仕組み、iPhone側の名前やBluetooth名との関係まで、順番に整理していきます。

読み終わるころには、「自分のアップルウォッチの名前をどう変えるか」「どこを直せば通知の名前がスッキリするか」がかなり明確になっていると思うので、一緒にさくっと整えていきましょう。

記事のポイント

アップルウォッチの名前とデバイス名の違いが分かる iPhoneのWatchアプリから名前を変更する具体的な手順が分かる 名前変更ができない・反映されないときの対処法が分かる アクティビティ通知の名前を整えるポイントと注意点が分かる

アップルウォッチの名前変更を徹底解説

まずは、アップルウォッチの名前が「どこで表示される、何のための名前なのか」を整理したうえで、実際の変更手順やおすすめの付け方、本名が表示されるリスクまでまとめていきます。ここを押さえておくと、あとでトラブルが起きても原因を逆算しやすくなりますし、あなたの持っているアップル製品が増えても混乱しにくくなりますよ。

デバイス名とは何か

アップルウォッチの「名前」は、一般的にはデバイス名のことを指します。これは、iPhoneのWatchアプリやBluetooth画面、iCloudのデバイス一覧、探すアプリなどで表示されるラベルのようなものです。Appleの世界では、iPhoneもiPadもMacもそれぞれにデバイス名が付いていて、アップルウォッチも同じように扱われています。

初期設定のままだと「〇〇のApple Watch」という形で、自分の名前がそのまま入っているケースが多いはずです。たとえば、山田太郎さんなら「山田太郎のApple Watch」といった感じですね。最初は「まあいいか」でそのまま使いがちですが、あとからAirDropやテザリング、探すアプリなどを使い始めると、思った以上にこの名前があちこちに顔を出してきます。

このデバイス名は、具体的には次のような場面で表示されます。

• iPhoneのWatchアプリのマイウォッチ一覧
• iPhoneの設定内にあるBluetoothの接続先一覧
• 探すアプリやApple IDのデバイス一覧
• Macのシステム設定やBluetooth設定のデバイス名
• 場合によっては、家族のデバイスに表示される共有中のデバイス一覧

つまり、自分の手元だけでなく、家族の端末や周りの人の画面にちらっと表示される可能性がある名前です。あなたがカフェでMacを開いて作業しているとき、近くの人がBluetoothを開くと、そこにあなたのアップルウォッチの名前が並んでいる、という状況も普通にありえます。

もう少し整理するために、「どんな名前がどこに表示されるのか」を表にしてみます。

本名のままでも構わないのですが、プライバシーを気にするなら、ここをきちんと整えておく価値は高いかなと思っています。「とりあえず買ってすぐに使い始めたけど、そろそろ周辺の設定も見直したいな」というタイミングで、一度しっかり整理しておきましょう。

名前を変更するメリット

アップルウォッチの名前を変えるメリットは、単に「気分を変える」だけではありません。実際に日々使っていると、次のようなポイントでじわじわ効いてきます。ここを理解しておくと、「今のままでも困ってないし…」と思っている人でも、「あ、変えておいた方がいいかも」と感じてもらえるはずです。

たとえば、私のところには「自分のiPhoneやアップルウォッチが家族のデバイス一覧に本名付きで並んでいてなんとなくイヤ」という相談もよく来ます。この場合、名前を「Apple Watch Series 10 Black」や「仕事用Apple Watch」みたいにしておくだけで、誰のものかは分かるけれど本名までは出ないという、ちょうどいいバランスにできます。

また、デバイスを買い替えたり追加したりすると、Apple IDのデバイス画面や探すアプリに同じような名前の機器がズラッと並びがちです。「〇〇のiPhone」「〇〇のApple Watch」が3つも4つも並んでいると、あなた自身もどれが現役なのかよく分からなくなってきます。ここでモデル名や用途ごとに名前を付けておけば、トラブルが起きたときにどの端末を探せばいいかすぐ判断できるので、地味に効いてきますよ。

さらに、テザリングやAirDropをよく使う人なら、名前を整えておくことで操作ミスも減らせます。カフェやオフィスで周りに同じような名前のiPhoneやアップルウォッチが並ぶと、「これ私のだっけ？」と一瞬迷うことがあると思いますが、デバイス名を工夫しておけば、一発で自分のものだと分かる目印になります。

アップルウォッチの使い方を一通り整理したいときは、全体像をまとめているアップルウォッチを使いこなす方法総まとめも一緒にチェックしておくと、名前の付け方だけでなく、通知・文字盤・健康機能なども一気に整えやすくなります。

iPhoneでの変更手順

アップルウォッチの名前変更は、必ずiPhoneのWatchアプリから行います。アップルウォッチ本体の画面ではデバイス名の確認はできますが、編集はできないので注意です。「本体いじってればなんとかなるでしょ」と操作していると、なかなか名前の編集画面にたどり着けなくてイライラ…というパターン、多いです。

Apple自身も公式サポートページで、アップルウォッチの名前変更方法として「iOSデバイスのWatchアプリから操作する」手順を案内しています（出典：Apple公式サポート「Apple Watch の名前を変更する」）。ここで紹介されている流れをベースに、実際の画面イメージを想像しながら、もう少し丁寧に解説していきますね。

基本の変更ステップ

具体的な手順は次のとおりです。ここさえ覚えておけば、機種変更後に新しいアップルウォッチを買ったときも同じ流れでサクッと名前を整えられます。

1. iPhoneでWatchアプリを開く
2. 左下の「マイウォッチ」タブを開く
3. 「一般」をタップする
4. 「情報」をタップする
5. 一番上の「名前」をタップする
6. 現在の名前を削除し、新しい名前を入力して「完了」をタップ

手順自体はシンプルですが、つまずきやすいポイントがいくつかあります。まず、「マイウォッチ」タブ以外（文字盤ギャラリーなど）を開いたままだと、一般→情報→名前の流れにたどり着けません。画面左下の「マイウォッチ」がオレンジ色になっているかを確認してから進むとスムーズですよ。

また、「情報」画面には容量やバージョン情報なども並んでいるので、最初は「どこが名前だ？」と迷いやすいです。一番上の行がアップルウォッチのデバイス名になっているので、そこをタップしてキーボードを出しましょう。文字を全部消してから入力し直せばOKなので、難しいことはありません。

この操作をすると、アップルウォッチのデバイス名が即座に書き換わります。Watchアプリの情報画面や、アップルウォッチ本体の設定 → 一般 → 情報から見ても、変更後の名前がしっかり表示されているはずです。

なお、OSバージョンによって細かな表示位置やラベルが変わる場合があります。画面構成がこの記事と少し違っていても、「Watchアプリ → マイウォッチ → 一般 → 情報 → 名前」という大きな流れは変わらないので、焦らず探してみてください。

変更後の表示確認方法

名前を変えたあと、「ちゃんと全部の場所で変わっているかな？」と不安になりますよね。AppleのサービスはiPhone・アップルウォッチ・iCloud・Macなどいろいろな場所がつながっているので、「ここでは新しい名前なのに、あっちでは古いまま」という現象も起こりがちです。

チェックするなら、次のあたりをざっと見ておくと安心です。

• iPhoneのWatchアプリ → 一般 → 情報 → 名前
• アップルウォッチ本体 → 設定 → 一般 → 情報 → 名前
• iPhoneの設定 → Bluetooth → 自分のアップルウォッチの項目
• 探すアプリ → デバイス一覧
• iPhoneやMacの設定 → Apple ID → デバイス一覧

このうち、Watchアプリとアップルウォッチ本体の表示はほぼ即時に更新されます。デバイスとアプリが直接やり取りしているイメージなので、名前を変えた瞬間にリアルタイムで反映されることがほとんどです。「ここがちゃんと変わっていれば、設定自体は成功している」と考えてOKです。

一方で、Apple IDや探すアプリのデバイス一覧は、サーバ側と同期が入るので、反映までに数分〜数時間かかることもあります。ときには1〜2日経ってからようやく更新されるケースもあり、「Watchアプリでは変わっているのに、Apple IDの画面だけ前の名前のまま」という状態が続くこともあります。

このタイムラグは、あなたの操作ミスではなく、Appleのクラウド側での情報更新タイミングの問題であることが多いです。ですので、あまり神経質になりすぎず、次のような順番で様子を見ていくのがおすすめです。

• まずは数分〜数十分ほど置いてから、探すアプリやApple IDの画面を閉じて再度開き直す
• iPhoneとアップルウォッチ、必要ならMacも再起動して同期を促す
• それでも変わらなければ、半日〜1日くらい間をあけて再チェックする

「Watchアプリでは変わっているのに、Apple IDの画面だけ前の名前のまま」というケースはわりとよくあるので、数日単位で様子を見る余裕を持っておくのがおすすめです。このあたりの詳しいトラブル対処は、後半のトラブル対処パートでも改めて整理していきます。

もし、「探す」アプリ側での表示名が特に気になる場合は、紛失時のことを考えて、第三者が見ても違和感のない程度の名称にしておくと安心です。たとえば「Apple Watch 10（黒）」のように、持ち主の特定まではできないけれどデバイスの種類は分かる、くらいのバランスがちょうどいいかなと思います。

おすすめの名前の付け方

せっかく名前を変えるなら、あとから自分も周りも混乱しないように付けておきたいですよね。「なんとなくカッコいい名前」を付けるのもアリですが、長く使うことを考えると、実用性やセキュリティ面も含めて考えておくと満足度がグッと上がります。

私が普段おすすめしているパターンは、だいたい次の3タイプです。それぞれのメリット・デメリットも含めて見ていきましょう。

パターン1：モデル名＋色でシンプルに

もっとも無難で分かりやすいのが、モデル名＋色の組み合わせです。

• Apple Watch Series 10 Black
• Apple Watch SE（第3世代） Starlight
• Apple Watch Ultra 2 Natural Titanium

この付け方なら、将来シリーズ違いで買い増ししたときも「あ、これはSeries 10の方だな」と一目で分かります。複数台運用する人や、家族でアップルウォッチを使っている人にもおすすめです。

また、Appleのサポートに問い合わせるときや修理に出すときにも、モデル名が名前に入っているとスムーズに話が進みます。「Seriesいくつのどのモデルか」を口頭で説明しなくても、名前を見せればすぐに伝わるので、小さなストレスが減りますよ。

パターン2：用途ベースで分ける

仕事とプライベートでApple Watchを分けている人や、スポーツ用に一台持っている人なら、用途ベースの名前もかなり使いやすいです。

• 仕事用 Apple Watch
• 自宅用 Apple Watch
• ランニング専用 Apple Watch

このスタイルだと、家族のApple IDにデバイス一覧がずらっと並んだときでも、役割がひと目で分かるので管理が楽になります。特に、仕事用のアップルウォッチは会社支給のiPhoneとペアリングしているケースも多く、「どれが会社の管理下にある端末か」を意識する意味でも、用途ベースの名前は相性がいいです。

パターン3：ニックネーム系は慎重に

キャラクター名やニックネーム、推しの名前を入れるのも楽しいのですが、あまり個人が特定される情報は入れすぎない方が無難です。特に、フルネームや生年月日、住所に紐づく情報などは、セキュリティの観点からおすすめしません。

ちなみに、アップルウォッチでできること全体や健康系の使い方に興味がある人は、アップルウォッチでできることと健康管理の始め方もセットで読んでおくと、名前の付け方にも自分なりのテーマが見えてきやすいと思います。「健康管理用のApple Watch」「睡眠トラッキング用のApple Watch」みたいな名前も、立派なカスタマイズです。

本名が表示されるリスク

アップルウォッチの名前に本名が入っていると、意外なところで情報が漏れがちです。たとえば、カフェでノートPCを開いているとき、近くにいる人のBluetooth接続画面やAirDropの候補に、あなたのデバイス名がそのまま表示されるケースがあります。

もちろん、それだけで直接的な被害が出るとは限りませんが、「フルネーム＋行動範囲」が見えてしまうのは、あまり気持ちの良いものではないですよね。特に、特定のエリアでいつも同じデバイス名が見えていると、「この人、ここによくいるな」という行動パターンまでなんとなく知られてしまうリスクもあります。

プライバシーをきっちり守りたい人は、iPhone側の名前や他の設定も併せて整えておくと安心です。たとえば、iPhoneの名前を「iPhone 15 Pro」などにしておけば、AirDropやテザリング時に本名を出さずに済みます。アップルウォッチだけでなく、Appleデバイス全体の「見え方」を整えてあげると、日常のちょっとした安心感が変わってきますよ。

アプリの入れ方や通知の整理までまとめて見直したいときは、初心者でも簡単なアップルウォッチのアプリの入れ方解説も、合わせてチェックしてみてください。通知の出方やアプリの構成を整えることで、「どこにどんな名前が表示されるか」も把握しやすくなります。

アップルウォッチ名前変更のトラブル対処

ここからは、「名前は変えたはずなのに表示がおかしい」「そもそも名前の編集ができない」「アクティビティ通知の名前だけ直らない」といった、アップルウォッチ名前変更まわりでよくあるトラブルをまとめていきます。原因の切り分け方さえ分かってしまえば、落ち着いて対処できるはずなので、一つずつ整理していきましょう。

変更できない原因と対策

まずは「Watchアプリの名前欄がタップできない」「編集しようとしても入力欄がグレーアウトしている」といったパターンです。あなたも「ここを押せば名前が変えられるはず…なのになぜか反応しない」と、プチパニックになりそうになったことがあるかもしれません。

この場合、考えられる主な原因は次のようなものです。

• 会社支給のiPhoneやMDM管理下の端末で、設定が制限されている
• 構成プロファイルやスクリーンタイムなどで名前変更がロックされている可能性がある
• 一時的な不具合で、WatchアプリやiOSが不安定になっている

会社支給のiPhoneの場合は、自分ではいじれない設定になっていることが多いので、社内のシステム管理担当に相談するのが安全です。「名前を変えたいけれど、会社の管理ポリシー的にOKかどうか」という視点もあるので、勝手にいじる前に一言確認しておくとトラブルを防げます。

個人の端末であれば、上のチェックをひと通り試しても改善しない場合、Appleサポートに状況を共有して相談するのがベストなルートかなと思います。名前が変えられない原因が、アカウント側やOSのバグなど、ユーザー側からは見えない部分に潜んでいることもあるからです。

いずれにしても、「自分の操作が悪いのかな…」と落ち込みすぎずに、一つずつ切り分けて確認していきましょう。スマートウォッチ沼的には、「再起動」「OSアップデート」「制限設定の確認」の3点セットは、一度は試してみて損はない基本のおまじないだと思ってもらって大丈夫です。

名前が反映されない場合

次に多いのが、「Watchアプリでは新しい名前に変わっているのに、Apple IDの画面や探すアプリでは古いまま」というケースです。ここは仕組み上、どうしてもタイムラグが出やすい部分で、コミュニティでもよく話題になります。

ざっくりいうと、

• Watchアプリとアップルウォッチ本体 → ほぼ即時に反映
• Apple ID（デバイス一覧）や探すアプリ → サーバ側との同期タイミング待ち

というイメージです。あなたの端末上ではもう新しい名前になっているのに、Appleのサーバがその情報を「まだ受け取っていない」状態だと、画面によって表示される名前が食い違って見えてしまうわけですね。

もし数日待ってもどうしても直らない場合は、Apple Watchを一度バックアップを確認したうえでペアリング解除 → 再ペアリングすると改善することがあります。ただし、再ペアリングは手間もかかりますし、ウォッチフェイスや通知設定などを再調整する必要が出てくることもあるので、実行する前に必ずバックアップ状況や再設定の手順を確認しておくのがおすすめです。

また、「表示上は古い名前のままだけど、動作には問題がない」という場合は、あまり神経質になりすぎず、実害の有無で判断するのもアリです。どうしても気持ち悪いときは、Appleサポートに相談してみて、「仕様なのか不具合なのか」を確かめてみるとスッキリしますよ。

Apple IDとの表示の違い

地味にややこしいのが、「Apple IDの名前」と「デバイス名」と「アクティビティなどで出る自分の名前」がそれぞれ別物だという点です。ここがごちゃ混ぜになっていると、「どこを直せばいいのか分からない…」という迷子状態になりがちなので、丁寧に整理しておきます。

• Apple IDの氏名 → アカウントの持ち主としての名前
• アップルウォッチのデバイス名 → さまざまな画面に出てくる機器名
• フィットネスやアクティビティの名前 → プロフィールや連絡先情報から引っ張られる自分の名前

たとえば、Apple IDの氏名を変えても、それだけでアップルウォッチのデバイス名やフィットネスの名前が自動で書き換わるわけではありません。それぞれ別の設定画面を持った「別の名前」として管理されています。ここを「全部ひとまとめの名前」と思ってしまうと、「なんで反映されないの？」というモヤモヤが無限ループしてしまいます。

あなたが「どの画面のどの名前を変えたいのか」を具体的にイメージできると、触るべき設定がかなり絞り込めます。「Apple IDの画面での名前が気になるのか」「アップルウォッチの通知に出る名前が気になるのか」「Bluetooth一覧での名前が気になるのか」、一度頭の中で切り分けてみてください。

なお、Apple IDや個人情報まわりの設定をいじるときは、セキュリティの影響も大きいので、正確な操作方法については必ずApple公式サイトのガイドも併せて確認してください。この記事の情報はあくまで一般的な目安なので、最終的な判断は公式情報と照らし合わせながら行うのがおすすめです。

アクティビティ通知の名前

次は、「エクササイズリングが完成したときの『お疲れさまでした〇〇さん』の名前がおかしい」「フィットネスのトレンドのメッセージだけ変な名前になっている」といった、アクティビティ通知まわりの話です。ここは「アップルウォッチの名前変更」と一緒に検索されがちですが、実は全く別ルートの設定で決まっています。

ここで出てくる名前は、アップルウォッチのデバイス名とは連動していません。多くの場合、次のような情報をもとに決まっています。

• iPhoneの連絡先アプリで設定されている「自分のカード」の名前
• 連絡先のニックネーム欄に登録した名前
• フィットネスやヘルスケアアプリのプロフィール情報

たとえば、連絡先の「名」欄に「太郎」、ニックネーム欄に「たろう」と入っていると、通知ではニックネームの「たろうさん」が優先される、といった動きをすることがあります。「Apple IDの氏名は正しいのに、アクティビティ通知だけ変な名前で出てくる」という場合は、だいたいこのあたりの設定に原因が潜んでいます。

基本の直し方

アクティビティ通知の名前を変えたいときは、次の2ステップをチェックしてみてください。

1. iPhoneの「連絡先」アプリを開き、マイカード（自分の名前）を開く
2. 編集をタップして、氏名やニックネームを希望の名前に修正する

ニックネーム欄に名前が入っている場合は、そちらが優先されることが多いです。「本名は残しておきたいけど、アクティビティでは別の呼び名にしたい」という人は、ニックネームを活用するとけっこう楽しくカスタマイズできます。「たろう」「社長」「ランナー太郎」など、あなたらしい呼ばれ方を設定してみてもいいかもしれません。

フィットネスアプリ側の確認

それでも直らない場合は、iPhoneのフィットネスアプリやApple Watchの設定アプリから、自分のプロフィール情報（姓・名）が正しく入っているかも確認してみてください。「山田太郎」なのに、名の欄に「田太郎」と入っている、みたいな微妙なズレがそのまま通知に出てしまうことがあります。

また、「通知の名前は変えたいけれど、フィットネスやヘルスケアの記録はそのまま維持したい」という場合は、安易にApple IDを変えたり、データを削除したりせず、まずは連絡先の自分のカードやニックネーム設定から手を付けてみてください。ここをうまく調整すれば、データを消さずに名前だけを柔軟にコントロールできるケースが多いです。

アップルウォッチ名前変更のまとめ

ここまで、アップルウォッチ名前変更まわりの話を一気に整理してきました。最後に、押さえておきたいポイントだけさくっと振り返っておきます。ここを読み返すだけでも、だいぶ頭の中が整理されるはずです。

• アップルウォッチの名前変更は、必ずiPhoneのWatchアプリから行う
• デバイス名・Apple IDの氏名・アクティビティ通知の名前は、それぞれ別の設定で管理されている
• 名前が反映されないときは、タイムラグと再起動・サインインし直しを意識する
• 本名や個人情報が丸見えにならないよう、デバイス名は少しだけ匿名性を持たせると安心
• アクティビティ通知の名前は、連絡先の自分のカードやニックネーム、フィットネスのプロフィールを見直す

なお、この記事で触れた内容は、あくまで一般的な設定やトラブル事例をもとにした目安であり、環境やOSバージョンによって挙動が変わる場合があります。正確な情報や最新の仕様については、必ず公式サイトやAppleのサポートページもあわせて確認してください。

もし名前変更まわりのトラブルがどうしても解消しない場合や、Apple IDに関わる不具合が疑われる場合は、最終的な判断を一人で抱え込まず、Appleサポートや専門家に直接相談することを強くおすすめします。あなたのアップルウォッチ環境が少しでも快適になるきっかけになればうれしいです。